特許
J-GLOBAL ID:200903075458779371

多孔扁平金属管ヒートパイプ式熱交換器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-196919
公開番号(公開出願番号):特開平9-014875
出願日: 1995年06月29日
公開日(公表日): 1997年01月17日
要約:
【要約】【目的】 軽金属の押出成型で得られる極めて安価な、多孔扁平管を有効利用し、蛇行細管ヒートパイプ応用の熱交換器と同様な高性能を発揮せしめると同時に大幅なコスト低減とその独特な機能の活用を図る。【構成】 多孔扁平管の両端面を溶接封止すると共にその細孔群の夫々を所定の手段に依り両端部に近接した部分において相互に連結し、作動液を封入して細径トンネルヒートパイプとなし、その扁平管を高温部と低温部を多数回往復蛇行する様再成形して熱交換部を構成した。【効果】 この様に構成された熱交換器は蛇行細管ヒートパイプと同じ原理に依り、高性能な熱交換器となった。扁平管の一本は細管の数十本に相当する性能を発揮するもので、材料費及び組立費を何れも十分の一に削減することを可能にし、また簡素強靭なその構成は熱交換器を軽量化し、その信頼性をも大幅に向上させるものとなった。
請求項(抜粋):
軽金属を素材とし、長さ方向に平行並列に整列配置された多数の貫通細孔を有する長尺の可撓性扁平金属管、または同じ構造の可撓性扁平金属管の管外周に微細フィン群が形成され或いは装着されてある長尺の可撓性扁平金属管、の何れかにおける、その両端末が溶接密閉され、これにより形成される密閉細径トンネル群は所定の手段により相互に連結されてあり、これらの密閉細径トンネル群内にはその内容積に未満の所定量の、所定の二相凝縮性作動液が真空封入されて、ヒートパイプとして構成されてある、可撓性扁平金属管ヒートパイプにより構成された熱交換器であって、この可撓性扁平金属管ヒートパイプは螺旋形状をも含む蛇行形状に再成形されて、これにより高温受熱部と低温放熱部の間を往復蛇行せしめられてあり、作動液の核沸騰発生部群と作動液蒸気の凝縮部群を有し、作動液の振動を主たる熱量輸送の手段とする熱交換装置として構成されてある上述の可撓性多孔扁平金属管ヒートパイプを主たる構成要素として構成されてあることを特徴とする多孔扁平金属管ヒートパイプ式熱交換器。
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開平3-070164
  • 暖房用熱交換器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-266519   出願人:シャープ株式会社
  • ヒートパイプおよび放熱装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-248149   出願人:伊藤さとみ
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