特許
J-GLOBAL ID:200903075482936437

耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度鋼管の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川和 高穂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-012064
公開番号(公開出願番号):特開平7-197125
出願日: 1994年01月10日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】【目的】 耐応力腐食割れ性に優れ、かつ降伏強度が75kgf/mm2 以上の高強度を具備する油井あるいはガス井用鋼管を省エネルギー及び省コストを達成しながら製造する方法を目的とする。【構成】 所定の成分組成を有する低合金鋼よりなるビレットを用意する工程と、このビレットを1250〜1350°Cに加熱後、熱間穿孔する工程と、穿孔されたビレットを再結晶温度+50°C以上再結晶温度+100°C以下まで加速冷却する工程と、この温度域から圧延を開始して30%以上の圧下を行い、再結晶温度以上再結晶温度+30°C以下かつAr3点以上の温度で圧延終了する工程と、得られたシームレス鋼管をこの温度域から直ちに水焼入れする工程と、その後Ac1変態点以下の温度で焼き戻す工程からなる耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度鋼管の製造方法である。
請求項(抜粋):
下記の工程を備えた耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度鋼管の製造方法(成分組成はwt%である)。(a)主成分として、C:0.15〜0.4 % 、 Si:0.1〜1 %Mn:0.3〜1 % 、 Cr:0.1〜1.5 % 、Mo:0.1〜1 % 、 B:0.0005〜0.003 %、Al:0.01 〜0.1 % 、 N:0.003 〜0.01 %P:0.015 %以下、 S:0.005 %以下を含有し、さらに、V:0.01〜0.05%、 Nb:0.01 〜0.05%、Ti:0.01 〜 0.03 %のうち1種または2種以上を含有し、残部が実質的にFeからなるビレットを用意する工程と、(b) 前記ビレットを1250〜1350°Cの間に加熱した後、マンネスマン式シームレス圧延によって熱間穿孔する工程と、(c) 前記熱間穿孔されたビレットを、再結晶温度+50°C以上再結晶温度+100°C以下の温度域まで加速冷却する工程と、(d)前記温度域に加速冷却されたビレットをマンドレル圧延により、30%以上の圧下を行い、再結晶温度以上再結晶温度+30°C以下で、かつAr3変態点以上の温度で圧延を終了してシームレス鋼管とする工程と、(e)前記シームレス鋼管を直ちに水焼入れする工程と、(f)水焼入れした前記シームレス鋼管をAC1変態点以下の温度で焼き戻す工程。
IPC (3件):
C21D 8/10 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/32

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