特許
J-GLOBAL ID:200903075555660010

ディジタル通信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 精孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-102579
公開番号(公開出願番号):特開平6-315026
出願日: 1993年04月28日
公開日(公表日): 1994年11月08日
要約:
【要約】【目的】 暗号鍵の設定が正しく行われたか否かを確認した後、通信を開始し得るディジタル通信方法を提供する。【構成】 発呼側の通信端末Aで発生した乱数Riを暗号鍵Ksで暗号化して着呼側の通信端末Bに送り、該通信端末Bではこれを解読し、新たに発生した乱数Rj,Rkを加えて暗号鍵Ksで暗号化して通信端末Aに送り返し、さらに通信端末Aではこれを解読して乱数Rkを取り出し、新たに発生した乱数Rlを加えて暗号鍵Ksで暗号化して通信端末Bに再度送り返すとともに、通信端末Aでは発生した乱数Riと通信端末Bより受信し解読した乱数Riとを比較し、通信端末Bでは発生した乱数Rkと通信端末Aより受信し解読した乱数Rkとを比較することにより、暗号鍵Ksが正しく設定されているかどうかを確認する。
請求項(抜粋):
暗号鍵が正常に設定された時は該暗号鍵を用いて情報を暗号化及び解読し、暗号鍵が正常に設定されなかった時並びに平文通信を命令された時は情報をそのままとする暗号変換部をそれぞれ備えた一対の通信端末を通信回線を介して接続し、ディジタル情報を伝送するディジタル通信方法において、発呼側の通信端末で第1の乱数を発生し、これを記憶するとともに暗号変換部に引き渡し、第1のデータとして着呼側の通信端末に送信し、着呼側の通信端末で第1のデータを受信するとこれを暗号変換部を通して第1の仮の乱数とし、さらに第2の乱数を発生し、これを記憶するとともに前記第1の仮の乱数と並べて暗号変換部に引き渡し、第2のデータとして発呼側の通信端末に送信し、発呼側の通信端末で第2のデータを受信するとこれを暗号変換部を通して第1の仮の乱数候補及び第2の仮の乱数とし、該第1の仮の乱数候補と前記記憶した第1の乱数とを比較し、一致していれば発呼側及び着呼側の通信端末における暗号変換部への暗号鍵が両方とも正常に設定された或いは正常に設定されなかったと判断し、さらに第3の乱数を発生し、これを記憶するとともに前記第2の仮の乱数と並べて暗号変換部に引き渡し、第3のデータとして着呼側の通信端末に送信し、その後、通信を開始し、不一致であれば発呼側又は着呼側の通信端末における暗号変換部への暗号鍵がいずれか一方で正常に設定されなかったと判断し、暗号変換部に平文通信を命令し、さらに第3の乱数を発生し、これを記憶するとともに前記第2の仮の乱数と並べて暗号変換部に引き渡し、第3のデータとして着呼側の通信端末に送信し、その後、通信を開始し、着呼側の通信端末で第3のデータを受信するとこれを暗号変換部を通して第2の仮の乱数候補及び第3の仮の乱数とし、該第2の仮の乱数候補と前記記憶した第2の乱数とを比較し、一致していれば発呼側及び着呼側の通信端末における暗号変換部への暗号鍵が両方とも正常に設定された或いは正常に設定されなかったと判断し、そのまま通信を開始し、不一致であれば発呼側又は着呼側の通信端末における暗号変換部への暗号鍵がいずれか一方で正常に設定されなかったと判断し、暗号変換部に平文通信を命令した後、通信を開始するようになしたことを特徴とするディジタル通信方法。
IPC (3件):
H04L 9/06 ,  H04L 9/14 ,  G09C 1/00

前のページに戻る