流出流量による槽液位制御方法およびその制御装置

発明者： , ,
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：篠部正治
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-005283
公開番号（公開出願番号）：特開2000-207030
出願日： 1999年01月12日
公開日（公表日）： 2000年07月28日
要約：

【要約】【課題】流出流量への制御追従性が良く、槽液位を所望範囲に維持し、機械的信頼度とロバスト性の高い流出流量による槽液位制御方法を提供する。【解決手段】流量制御装置5は、中継タンク1のレベル変動値Δhから中継タンク1への流入出流量差(Q2-Q1) を推定する流入出流量差推定補正手段11と、制御時間Tcでレベル目標値LSV への流量補正Qcを出力する液位改善補正手段512とを備え、中継タンクのレベル制御偏差hが閾値(h1,-h1)以上にズレたとき補正手段511 を起動し流量補正Qd1 を演算し流出流量Q1を流量補正Qd1 と流量補正Qcとで補正した流量目標値QSV で流入流量Q1を制御し、制御偏差hが閾値(h2,-h2)以内に入ったとき再び補正手段511 を起動し流量補正量Qd2 を演算し流出流量Q1に対し流量補正Qd2 で補正した流量目標値QSV で流入流量Q2を制御する。

請求項（抜粋）：

レベル計を備える中継タンクと、この中継タンクの出口流量(以下、流出流量と言う)を測定する流出流量計と、中継タンクへの流入流量を測定する流入流量計と、この流入流量を制御する流量制御装置と、制御バルブと、からなる制御プラントの流出流量による槽液位制御方法において、流量制御装置は、中継タンクのレベル変動値から中継タンクへの流入出流量差を推定する流入出流量差推定補正手段と、予め定められた制御時間でレベル目標値への改善信号を出力する液位改善補正手段と、PID制御部と、を備え、中継タンクの実レベルとレベル目標値との差(以下、レベル制御偏差と言う)が予め定められた閾値(h1または-h1)以上にズレが生じたとき、このとき、中継タンクへの流入出流量差推定補正手段を起動し、流量補正量Qd1を演算・固定し、流量制御装置は、流出流量をこの演算・固定された流量補正量Qd1と液位改善補正手段による流量補正Qc とで補正した流量目標値で流入流量を制御し、レベル制御偏差が予め定められた閾値(h2または-h2)以内に入ったとき、このとき、再び、流入出流量差推定補正手段を起動し、流量補正量Qd2を演算・固定し、流量制御装置は、流出流量に対し、先に演算された流量補正量Qd1を流量補正量Qd2に変更し、液位改善補正手段による流量補正Qc を除去した流量目標値で流入流量を制御する、ことを特徴とする流出流量による槽液位制御方法。

Fターム (18件)：

5H309AA07 , 5H309BB03 , 5H309BB05 , 5H309BB18 , 5H309CC09 , 5H309DD08 , 5H309DD27 , 5H309EE04 , 5H309FF02 , 5H309GG05 , 5H309GG06 , 5H309HH01 , 5H309HH02 , 5H309HH08 , 5H309HH09 , 5H309HH18 , 5H309JJ06 , 5H309KK04

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