特許
J-GLOBAL ID:200903075607302699

紡機用リング

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-089595
公開番号(公開出願番号):特開2002-285434
出願日: 2001年03月27日
公開日(公表日): 2002年10月03日
要約:
【要約】【課題】リングフランジ部に微振動が生じて、トラベラおよびリングフランジ部が異常摩耗して寿命を短縮したり、糸切れが多発して生産性を低下するという問題を生じることがなく、しかもリングフランジ部の交換を容易とした紡機用リングを提供する。【解決手段】トラベラを滑走させるための軌道となるリングフランジ部2を内側フランジ5と外側フランジ6とに分割して構成し、上記内側フランジ5および外側フランジ6をリング本体3の頭部14に嵌め合せて組み付け一体的に固定することにより、上部にリングフランジ部を有する紡機用リングを形成する。
請求項(抜粋):
トラベラと係合するリングフランジ部と、リングレール又はリングホルダに取り付けられる取り付け部を備えたリング本体とから構成された精紡機又は撚糸機に用いられる紡機用リングであって、上記リングフランジ部は、内側フランジと外側フランジとから構成され、上記内側フランジは、ドーナツ状の円板の内周部が外周側に二つ折りに折り返され、その折り返された状態の内周側が上方に湾曲されて、その湾曲された内周部にトラベラ走行面となる所定形状の曲面が形成されるとともに、外周側に上記リング本体と嵌まり合う嵌合部が形成された構成を有し、外側フランジは、ドーナツ状の円板の外周部が内周側に湾曲されて断面倒J字状に形成され、外周側にトラベラの脚部と係合する係合部が形成されるとともに、その係合部の下方端部にリング本体と嵌まり合う嵌合部が形成された構成を有し、さらに、上記リング本体は、リングフランジ部を取り付ける頭部と、上記頭部の下部にネック部を介して設けられたリングレール又はリングホルダに取り付けられる取り付け部とが一体に形成され、上記頭部の内周側に上記内側フランジと嵌まり合う嵌合部を備え、頭部の外周側に上記外側フランジと嵌まり合う嵌合部を備えた構成を有し、上記内側フランジとリング本体の頭部の内周側とが、それぞれの嵌合部において嵌まり合うとともに、上記内側フランジを嵌合した状態で外側フランジとリング本体の頭部の外周側とが、内側フランジの上面と外側フランジの下面との間に押圧部を設けた状態で、それぞれの嵌合部において嵌まり合うことにより、着脱可能に一体化されたことを特徴とする紡機用リング。
Fターム (4件):
4L056AA02 ,  4L056AA32 ,  4L056BD01 ,  4L056BD48

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