特許
J-GLOBAL ID:200903075649510640

ホログラム作成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-203332
公開番号(公開出願番号):特開2000-035745
出願日: 1998年07月17日
公開日(公表日): 2000年02月02日
要約:
【要約】【課題】 色ずれや歪みが抑制されたカラー再生像を白色の照明光で得ることができるリップマン型ホログラムを、単一波長の可干渉光を用いて作成することができるホログラム作成方法を提供する。【解決手段】 ステップS11〜S13において、感光材料面上の互いに直交する第1および第2の方向それぞれに対する参照光および物体光それぞれの入射角が、2次元ホログラムの条件式および3次元ホログラムの条件式に基づいて算出される。ステップS14において、ステップS11〜S13において算出された参照光および物体光それぞれの入射角に基づいて、感光材料に入射すべき物体光が算出される。ステップS15において、ステップS14において算出された物体光および参照光が、ステップS11〜S13において算出された入射角で感光材料上で干渉されて、感光材料にリップマン型ホログラムが記録される。
請求項(抜粋):
白色の照明光を照射することにより複数の再生波長それぞれの物体再生光からなるカラー再生像を再生することができるリップマン型ホログラムを、単一の記録波長の物体光および参照光を感光材料上で干渉させて作成するホログラム作成方法であって、記録時の前記感光材料の平均屈折率をno とし、再生時の前記感光材料の平均屈折率をnc とし、記録時および再生時それぞれの前記感光材料の厚みの比をMj とし、前記記録波長をλo とし、前記再生波長をλj とし、前記感光材料内における前記物体光の入射角をθo とし、前記感光材料内における前記参照光の入射角をθr とし、前記感光材料内における前記照明光の入射角をθc とし、前記感光材料内における前記物体再生光の出射角をθi とし、前記感光材料面上の互いに直交する第1および第2の方向それぞれを識別する添え字をx ,y とし、前記複数の再生波長それぞれを識別する添え字をj としたときに、前記第1の方向に対する前記参照光および前記物体光それぞれの入射角ならびに前記第2の方向に対する前記参照光および前記物体光それぞれの入射角を、共役像再生の場合には2次元ホログラムの条件式:(2πnc/λj)(sinθcx-sinθix)=(2πno/λo)(sinθox-sinθrjx)、(2πnc/λj)(sinθcy-sinθiy)=(2πno/λo)(sinθoy-sinθrjy)および3次元ホログラムの条件式:(2πnc/λj)(cosθcx-cosθix)=Mj(2πno/λo)(cosθox-cosθrjx)、(2πnc/λj)(cosθcy-cosθiy)=Mj(2πno/λo)(cosθoy-cosθrjy)に基づいて算出し、直接像再生の場合には2次元ホログラムの条件式:(2πnc/λj)(sinθix-sinθcx)=(2πno/λo)(sinθox-sinθrjx)、(2πnc/λj)(sinθiy-sinθcy)=(2πno/λo)(sinθoy-sinθrjy)および3次元ホログラムの条件式:(2πnc/λj)(cosθix-cosθcx)=Mj(2πno/λo)(cosθox-cosθrjx)、(2πnc/λj)(cosθiy-cosθcy)=Mj(2πno/λo)(cosθoy-cosθrjy)に基づいて算出する入射角算出ステップと、前記入射角算出ステップにおいて算出された前記参照光および前記物体光それぞれの入射角に基づいて、前記物体再生光の出射角に対応するように前記物体光の入射角を制御するか、または、前記物体再生光の出射角に対応した再生物体情報を前記物体光の入射角に対応した入射物体情報に変換する物体光算出ステップと、前記物体光算出ステップにおいて算出された前記物体光および前記参照光を、前記入射角算出ステップにおいて算出された入射角で前記感光材料上で干渉させて、前記感光材料にリップマン型ホログラムを記録する記録ステップと、を備えることを特徴とするホログラム作成方法。
Fターム (3件):
2K008BB00 ,  2K008CC00 ,  2K008FF03

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