特許
J-GLOBAL ID:200903075676337445

鉄道車両用車体傾斜装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-210442
公開番号(公開出願番号):特開平6-056034
出願日: 1992年08月06日
公開日(公表日): 1994年03月01日
要約:
【要約】【目的】 カント均衡速度を大きく外れ且つ、安全な離心率を守って走行可能な速度を向上させた鉄道車両用車体傾斜装置の提供。【構成】 曲線走行時には、油圧アクチュエータ35L,35Rの駆動により例えば左のロッド47Lは下降させ、右のロッド47Rは上昇させて車体1を左方向に傾斜させる。この際、傾斜中心Cは車体1の下方であり、車体重心が傾斜内側に移動するため、内輪輪重が増加し、遠心力による外輪輪重の増加を打ち消す方向に作用する。従って、安全な離心率を守って走行可能な速度が向上する。この際、プッシュプルケーブル11を移動させて左右の高さ調整棒7L,7Rの設定長さを左は基準値よりも所定量短く、右は所定量長くすると、左右の空気ばね5L,5Rは、左が低く右が高くなった状態で釣り合う。従って、車体1が傾斜した状態を保とうと作用するので、曲線走行時の車体1の傾斜を妨げない。
請求項(抜粋):
車体と台車との間に、左右離間して配置された空気ばねと、該左右の空気ばね各々に対応して設けられた高さ調整棒の設定長さに基づいて開閉タイミングが決定される高さ制御弁により、上記空気ばねの高さを調整可能な高さ調整機構と、車体左右方向に設けられたトーションバーの両端にリンクを介して連設されたロッドを上記車体に取り付けて構成されたアンチローリング機構とを備えた鉄道車両用車体傾斜装置であって、上記高さ調整機構は、上記左右の高さ調整棒を連結するプッシュプルケーブルと、該ケーブルを長手方向に移動させることにより、上記両高さ調整棒の設定長さを左右で逆方向に増減させる設定長さ可変手段とを備え、上記アンチローリング機構は、上記トーションバーと左右のロッドとの間にそれぞれ油圧アクチュエータを設け、該油圧アクチュエータを駆動させることにより、上記ロッドの相対位置を上下に移動可能に構成したことを特徴とする鉄道車両用車体傾斜装置。
IPC (2件):
B61F 5/24 ,  B61F 5/22

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