特許
J-GLOBAL ID:200903075707183409

燃料電池発電設備の起動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 堀田 実 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-214713
公開番号(公開出願番号):特開平9-063614
出願日: 1995年08月23日
公開日(公表日): 1997年03月07日
要約:
【要約】【目的】 排ガス処理装置を用いることなく、改質室内の温度分布と燃焼室内の温度を許容範囲に抑制することができ、かつインバータの最低出力条件を満たすアノードガス量を燃料電池に供給することができ、これにより、発電設備をよりコンパクトにすることができる燃料電池発電設備の起動方法を提供する。【構成】 熱風発生炉により高温の燃焼排ガスを発生させ(S1)、燃焼排ガスにより内部ガスを間接加熱し(S2)、加熱ガスの循環により燃料電池と改質器を加熱し(S3)、燃焼排ガスでタービン圧縮機を駆動して空気を導入し(S4)、燃焼排ガスにより水蒸気を発生させ(S5)、この水蒸気を希釈ガスとして燃料ガスに混入して改質器に供給し(S6)、改質器で生成したアノードガスを燃料電池に供給し、その排ガスを改質器の燃焼室に供給する。燃料ガスは、インバータの最低出力条件を満たす流量に設定され、希釈ガスは、燃料ガスの全量が改質され燃焼する場合に最高温度が改質器の許容温度以下になる十分な流量に設定される。
請求項(抜粋):
内部に窒素ガスを充填した状態で、熱風発生炉により高温の燃焼排ガスを発生させ、該燃焼排ガスにより内部の窒素ガスを間接加熱し、加熱された窒素ガスの循環により燃料電池と改質器を加熱し、燃料電池にウェットシールが形成され、かつ改質器が安定燃焼できる温度に達したときに、前記燃焼排ガスでタービン圧縮機を駆動して空気を導入し、次いで水蒸気と燃料ガスを改質器に供給し、改質器で生成したアノードガスを燃料電池に供給し、その排ガスを改質器の燃焼室に供給する燃料電池発電設備の起動方法において、インバータの最低出力条件を満たす流量の燃料ガスと、その全量が改質され燃焼する場合に最高温度が改質器の許容温度以下になる十分な流量の希釈ガスと、を改質器に供給する、ことを特徴とする燃料電池発電設備の起動方法。

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