特許
J-GLOBAL ID:200903075751370232

像データから検出器の劣化によるアーティファクトを除去する方法及び物体の断層写真像を作成するシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-000653
公開番号(公開出願番号):特開平8-252249
出願日: 1996年01月08日
公開日(公表日): 1996年10月01日
要約:
【要約】【課題】 像を再生する処理条件に影響を与えることなく、像データから検出器の劣化によるアーティファクトを有効に除去することのできる方法を提供する。【解決手段】 本発明に係る方法では、検出器と、X線源とを含んでいるCTシステムからデータを求める。検出器は複数の検出器セルで形成されている。患者を走査する前に、検出器劣化兆候(S(i))ベクトルを発生する(158)。患者を走査した後に、像データがリング誤差を含んでいる場合には、この誤差に寄与している検出器セルを検出器劣化兆候ベクトルを用いて確認する。その後、システムは、このセルが劣化したセルであるかどうかを判断する。このセルが劣化したセルであれば、像データに対して、この後、リング誤差補正処理が実施される。
請求項(抜粋):
検出器とX線源とを含んでいるCTシステムから得られた像データから検出器の劣化によるアーティファクトを除去する方法であって、前記検出器は、複数の検出器セルで形成されており、該検出器セルの劣化を表す検出器劣化兆候ベクトルが、患者を走査する前に発生されており、フィルタ・アルゴリズムが、像データ内にリング誤差が存在するかどうかを判定するために用いられており、確認された任意のリングに対して、該リングの発生に寄与した検出器セルを確認する工程と、確認された前記セルが劣化したセルであるかどうかを前記劣化兆候ベクトルから判定する工程と、確認された前記セルが劣化したセルである場合に、前記像データに対してリング誤差補正処理を行う工程とを備えた像データから検出器の劣化によるアーティファクトを除去する方法。

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