特許
J-GLOBAL ID:200903075799931392

連続溶融金属めっき鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中濱 泰光
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-377101
公開番号(公開出願番号):特開2004-204327
出願日: 2002年12月26日
公開日(公表日): 2004年07月22日
要約:
【課題】空中ポット方式で溶融金属めっき鋼板を製造する際に、溶融金属浴槽からの溶融金属の流下を操業上問題のないレベルで長時間に亘って防止する。【解決手段】空中ポット方式の溶融金属浴槽底部の開口部から鋼板を下から上に通過させて鋼板に溶融めっきを施す際に、溶融金属浴槽の下側に溶融金属受け槽を設け、さらに溶融金属受け槽の開口部上方に前記溶融金属受け槽の開口部から溶融金属が流下するのを防止するスリットノズルを設け、該スリットノズルの気体噴射角度を水平上向きに40〜80度の範囲内とし、気体の噴射圧力Pは、P>ρgh+1/2ρ{(Q/A)2-V2}を満足させる。ρは溶融金属の密度、gは重力加速度、hはスリットノズルからの噴流が鋼板に衝突する地点から溶融金属浴槽液面までの距離、Qは溶融金属浴槽に送られる溶融金属の流量、Aは溶融金属浴槽底部の開口部面積、Vはライン速度。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
金属のインゴットを投入して溶解を行う溶解浴槽から溶融金属が供給される溶融金属浴槽底部に設けた開口部から鋼板を下から上に向かって通過させて鋼板に溶融めっきを施す溶融金属めっき鋼板の製造方法において、前記溶融金属浴槽の下側に、前記溶融金属浴槽から流下する溶融金属を受けるとともに、その下部に鋼板を下から上に通過させる開口部を備える溶融金属受け槽を設け、さらに前記溶融金属受け槽の前記開口部上方の鋼板の表裏両側に前記溶融金属受け槽の開口部から溶融金属が流下するのを防止するための気体を噴射するスリットノズルを設け、該スリットノズルの気体噴射角度は水平方向に対して上方に40〜80度の範囲内にするとともに、気体の噴射圧力Pは下式を満足することを特徴とする連続溶融金属めっき鋼板の製造方法。 P>ρgh+1/2ρ{(Q/A)2-V2} ただし、ρは溶融金属の密度(kg/m3)、gは重力加速度(m/s2)、hはスリットノズルからの噴流が鋼板に衝突する地点から溶融金属浴槽の液面までの距離(m)、Qは溶融金属浴槽に送られる溶融金属の流量(m3/s)、Aは溶融金属浴槽底部の開口部面積(m2)、Vはライン速度(m/s)。
IPC (2件):
C23C2/00 ,  C23C2/40
FI (2件):
C23C2/00 ,  C23C2/40
Fターム (8件):
4K027AA02 ,  4K027AA22 ,  4K027AC33 ,  4K027AD04 ,  4K027AD22 ,  4K027AE06 ,  4K027AE35 ,  4K027AE36

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