特許
J-GLOBAL ID:200903075807858390

抗癌薬として有用なアルキニル置換キノリン-2-オン誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-567527
公開番号(公開出願番号):特表2002-523504
出願日: 1999年08月06日
公開日(公表日): 2002年07月30日
要約:
【要約】本発明は、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10およびR11が本明細書中に定義の通りである式(1)の化合物、およびそれらの薬学的に許容しうる塩、プロドラッグおよび溶媒和化合物に関する。上の式(1)の化合物は、哺乳動物における癌のような過増殖性疾患の治療において有用である。本発明は、式(1)の化合物を含有する医薬組成物、および癌を含めた哺乳動物の異常な細胞成長を阻止する方法であって、このような治療を必要としている哺乳動物に式(1)の化合物を投与することによる方法にも関する。
請求項(抜粋):
式1【化1】[式中、破線は、キノリン-2-オン環のC-3およびC-4間の結合が、単結合または二重結合であることを示し; R1は、H、C1-C10アルキル、-(CR13R14)qC(O)R12、-(CR13R14)qC(O)OR15、-(CR13R14)qOR12、-(CR13R14)qSO2R15、-(CR13R14)t(C3-C10シクロアルキル)、-(CR13R14)t(C6-C10アリール)および-(CR13R14)t(4〜10員複素環式)より選択され、ここにおいて、tは0〜5の整数であり、qは1〜5の整数であり、該シクロアルキル基、アリール基および複素環式基R1は、C6-C10アリール基、C5-C8飽和環状基または4〜10員複素環式基に縮合していてよく;そしてHを除くが、上に挙げられる任意の縮合環をいずれも含む前述の基R1は、1〜4個の基R6で置換されていてよく; R2は、ハロ、シアノ、-C(O)OR15、またはR12の定義に与えられる置換基より選択される基であり; R3、R4、R5、R6およびR7は、それぞれ独立して、H、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アジド、-OR12、-C(O)R12、-C(O)OR12、-NR13C(O)OR15、-OC(O)R12、-NR13SO2R15、-SO2NR12R13、-NR13C(O)R12、-C(O)NR12R13、-NR12R13、-CH=NOR12、-S(O)jR12(式中、jは0〜2の整数である)、-(CR13R14)t(C6-C10アリール)、-(CR13R14)t(4〜10員複素環式)、-(CR13R14)t(C3-C10シクロアルキル)および-(CR13R14)tC≡CR16より選択され、そしてここにおいて、前述の基R3、R4、R5、R6およびR7中のtは0〜5の整数であり;前述の基のシクロアルキル残基、アリール残基および複素環式残基は、C6-C10アリール基、C5-C8飽和環状基または4〜10員複素環式基に縮合していてよく;そして該アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基および複素環式基は、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アジド、-NR13SO2R15、-SO2NR12R13、-C(O)R12、-C(O)OR12、-OC(O)R12、-NR13C(O)OR15、-NR13C(O)R12、-C(O)NR12R13、-NR12R13、-OR12、C1-C10アルキル、C2-C10アルケニル、C2-C10アルキニル、-(CR13R14)t(C6-C10アリール)および-(CR13R14)t(4〜10員複素環式)より独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてよく、ここにおいて、tは0〜5の整数であり; R8は、H、-OR12、-NR12R13、-NR12C(O)R13、シアノ、-C(O)OR13、-SR12、-(CR13R14)t(4〜10員複素環式)(式中、tは0〜5の整数である)またはC1-C6アルキルであり、ここにおいて、該複素環式残基およびアルキル残基は、1〜3個の置換基R6で置換されていてよく; R9は、-(CR13R14)t(イミダゾリル)であり、ここにおいて、tは0〜5の整数であり、該イミダゾリル残基は、1個または2個の置換基R6で置換されていてよく; R10およびR11は、それぞれ独立して、R6の定義に与えられる置換基より選択され; R12は、それぞれ独立して、H、C1-C10アルキル、-(CR13R14)t(C3-C10シクロアルキル)、-(CR13R14)t(C6-C10アリール)および-(CR13R14)t(4〜10員複素環式)より選択され、ここにおいて、tは0〜5の整数であり;該シクロアルキル基、アリール基および複素環式基R12は、C6-C10アリール基、C5-C8飽和環状基または4〜10員複素環式基に縮合していてよく;そしてHを除く前述の置換基R12は、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アジド、-C(O)R13、-C(O)OR13、-OC(O)R13、-NR13C(O)R14、-C(O)NR13R14、-NR13R14、ヒドロキシ、C1-C6アルキルおよびC1-C6アルコキシより独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてよく; R13およびR14は、それぞれ独立して、HまたはC1-C6アルキルであり、そしてR13およびR14が-(CR13R14)qまたは-(CR13R14)tとしてある場合、それぞれ独立して、1より大きいqまたはtそれぞれの反復について定義され; R15は、R15が水素ではないことを除き、R12の定義に与えられる置換基より選択され; R16は、R12の定義に与えられる置換基のリストおよび-SiR17R18R19より選択され; R17、R18およびR19は、それぞれ独立して、R17、R18およびR19が水素ではないことを除き、R12の定義に与えられる置換基より選択され;そして 但し、R3、R4およびR5の内の少なくとも一つは-(CR13R14)tC≡CR16(式中、tは0〜5の整数であり、R13、R14およびR15は上に定義の通りである)であるという条件付きである]を有する化合物またはその薬学的に許容しうる塩、プロドラッグまたは溶媒和化合物。
IPC (8件):
C07D401/06 ,  A61K 31/4709 ,  A61P 9/00 ,  A61P 13/00 ,  A61P 17/06 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 111 ,  C07D401/14
FI (8件):
C07D401/06 ,  A61K 31/4709 ,  A61P 9/00 ,  A61P 13/00 ,  A61P 17/06 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 111 ,  C07D401/14
Fターム (20件):
4C063AA01 ,  4C063AA03 ,  4C063BB04 ,  4C063CC25 ,  4C063CC41 ,  4C063DD14 ,  4C063EE01 ,  4C086AA02 ,  4C086AA03 ,  4C086BC38 ,  4C086BC60 ,  4C086GA07 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086NA14 ,  4C086ZA36 ,  4C086ZA81 ,  4C086ZA89 ,  4C086ZB26 ,  4C086ZC20

前のページに戻る