特許
J-GLOBAL ID:200903075892139879

変速機のシフト制御方法及び装置と情報処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-049464
公開番号(公開出願番号):特開平8-261250
出願日: 1996年02月13日
公開日(公表日): 1996年10月08日
要約:
【要約】【課題】 車両用自動機械式変速装置において、目標ギヤ比に対応した連結中のジョークラッチ部材を確実に完全連結させる。【解決手段】 目標ギヤ比(GRT )へのシフトの同期及び連結中のジョークラッチを連結位置へ継続的に押し付けながら、エンジン速度を真の同期エンジン速度(OS×GRT )よりわずかに高くした後にわずかに低くする、またはその逆のサイクルを繰り返し、トルク逆転を発生させる。そして、これによってジョークラッチにゼロトルク伝達状態の瞬間を何度も発生させて連結を促し、トルクロック状態によって生じる部分的連結を最小限に抑え、完全な状態で連結させる。
請求項(抜粋):
車両用自動機械式変速装置(10)における目標ギヤ比(GRT)の連結を制御する方法であって、該車両用自動機械式変速装置(10)は、燃料制御形エンジン(14)と、摩擦カップリング(16)によって前記エンジンに駆動連結された入力軸(114) と出力軸(20)との間に複数の選択的に連結されるギヤ比を備えた機械式多段速度変速機(12)と、エンジン回転速度(ES)、出力軸回転速度(OS)及び目標ギヤ比(GRT )を表す入力信号を含む複数の入力信号を受け取り、該入力信号を所定の論理規則に従って処理して、エンジンの速度を制御する燃料制御装置(26)及び変速機をシフトさせる変速機オペレータ(34)を含むアクチュエータへコマンド出力信号を送る情報処理装置とを有し、前記変速装置のギヤ比変更は、第1噛み合いクラッチを切り離してから、第2噛み合いクラッチを連結する順序で行われ、前記噛み合いクラッチは共に、車両エンジンの回転速度に応じて回転速度が決まる第1クラッチ部材と、出力軸速度に応じて回転速度が決まる第2クラッチ部材とを有しているものにおいて、(1)前記第1噛み合いクラッチの切り離し後に、前記第2噛み合いクラッチを連結するための同期エンジン速度から、所定範囲内の初期連結エンジン速度(((OS×GRT )+REF1 )>ES>((OS×GRT )-REF2 )))を前記エンジンに命令する段階と、(2)現在のエンジン速度が前記第2噛み合いクラッチを連結するための同期エンジン速度から所定範囲内にある時、前記第2噛み合いクラッチの前記第1及び第2クラッチ部材を連結位置へ継続的に押し付ける一方で、選択的に第1出力軸速度(OS1 )を検知し、該第1出力軸速度で前記第2噛み合いクラッチを連結するための同期速度より基準速度だけ高いエンジン速度(ES=((OS1 ×GRT )+REF)で前記エンジンを回転させてから、第2出力軸速度(OS2)を検知し、該第2出力軸速度で前記第2噛み合いクラッチを連結するための同期速度より基準速度だけ低いエンジン速度(ES=((OS2 ×GRT )-REF)で前記エンジンを回転させる段階とを有していることを特徴とする変速機のシフト制御方法。
IPC (5件):
F16D 25/14 640 ,  F16D 23/00 ,  F16H 61/02 ,  F16H 59:40 ,  F16H 59:42
FI (3件):
F16D 25/14 640 P ,  F16D 23/00 M ,  F16H 61/02
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開平2-066370
  • 特公平5-031709
  • 特公平3-023378
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