特許
J-GLOBAL ID:200903075914887106

オートクラッチ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本庄 富雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-294839
公開番号(公開出願番号):特開平9-112585
出願日: 1995年10月17日
公開日(公表日): 1997年05月02日
要約:
【要約】【課題】 クラッチをアクチュエータで制御するオートクラッチ制御装置では、ニュートラル学習点より半クラッチ状態になる位置まで移動させるクラッチスピードは、半クラッチ状態になった時に適切なエンジン回転数となるように設定される。しかし、クラッチに撓みが生じたり磨耗が進行したりすると、実駆動力伝達点に到達するまでの時間が長くなり、エンジンが吹け上がったり、クラッチ滑りがひどくなる。【解決手段】 トランスミッションをギヤインした状態で半クラッチになるクラッチストローク(ギヤイン学習点PG )を求め、この点とニュートラル学習点との間隔に応じてスピード倍率を定めておく。そして、従来の方法で求めたクラッチスピードにスピード倍率を乗じた値を、クラッチスピードとして設定する。クラッチに撓みが生じたりして前記間隔が大となると、クラッチスピードが大にされ時間経過は点線矢印のようになるので、エンジンの吹け上がり等が防止される。
請求項(抜粋):
クラッチがクラッチアクチュエータにより自動制御されるオートクラッチ制御装置において、エンジン回転センサと、トランスミッションのインプットシャフト回転センサと、クラッチストロークを検出するクラッチストロークセンサと、車両にブレーキがかけられていることを検出するブレーキ検出手段と、車両の停止を検出する車両停止検出手段と、トランスミッションをニュートラルにした状態で、クラッチを徐々につないでいく過程でインプットシャフト回転数が所定値まで上昇した時に検出されるクラッチストロークを、ニュートラル学習点として記憶する第1の記憶手段と、車両にブレーキをかけて停止させ、トランスミッションをギヤインした状態で、所定値に保たれていたエンジン回転数がクラッチを徐々につないでいく過程で落ち込んだ時に検出されるクラッチストロークを、ギヤイン学習点として記憶する第2の記憶手段と、前記ニュートラル学習点と前記ギヤイン学習点とのクラッチストローク差を記憶する第3の記憶手段と、前記クラッチストローク差によりクラッチスピードを補正し、補正設定されたクラッチスピードで前記ニュートラル学習点より接方向へクラッチを制御する制御手段と、を具えたことを特徴とするオートクラッチ制御装置。
IPC (2件):
F16D 25/14 640 ,  F16D 25/14
FI (2件):
F16D 25/14 640 A ,  F16D 25/14 640 J

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