特許
J-GLOBAL ID:200903075975806737

スクロール型圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-307794
公開番号(公開出願番号):特開平7-158571
出願日: 1993年12月08日
公開日(公表日): 1995年06月20日
要約:
【要約】【目的】圧縮機における体格の大型化及び製造コストの高騰化を生じることなく、かつ低い吸入抵抗の下で軸封装置の冷却及び潤滑を充分に行う。【構成】吸入通路62bの連通口62dを固定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位置に開口する。軸封装置31と密閉される前の外壁側圧縮室1bとは冷媒通路62cにより連通されている。フロントハウジング30には軸封装置31に連通する間隙Cを確保して駆動軸33と直交する内端面30bが形成され、駆動軸33には、内端面30bと対面して同期回転し、介在される冷媒ガスの粘性及び遠心力により冷媒ガスを径外方向に移動させて低圧域に至らしめるスリンガー33bが設けられている。
請求項(抜粋):
吸入口と連通口とが開口された吸入通路を有するハウジングと、該ハウジング内において該連通口と連通した低圧域に内装された軸受と、該ハウジング内において軸封装置によって封止され、該軸受を介して該ハウジングに支承された駆動軸と、固定側板及び固定渦巻体を有して該ハウジングに固定された固定スクロールと、該ハウジング内に収容されて該固定スクロールと噛合する可動側板及び可動渦巻体を有し、該可動渦巻体の内壁側に該連通口と該低圧域を介して連通する内壁側圧縮室を形成し、該可動渦巻体の外壁側に該連通口と該低圧域を介して連通する外壁側圧縮室を形成する可動スクロールと、該駆動軸の後端に突設された駆動ピンと係合し、ラジアル軸受を介して該可動スクロールを公転させる駆動ブッシュと、該低圧域において該ハウジング及び該可動スクロールの該可動側板と係合し、該可動スクロールの自転を防止する自転防止機構とを備え、該可動スクロールの公転運動により、該内壁側圧縮室及び該外壁側圧縮室を順次渦巻き中心方向に移動させて密閉させた後、容積を縮小させて単一の圧縮室となし、これにより該吸入口から吸入した冷媒ガスを圧縮して吐出させるスクロール型圧縮機において、前記連通口は前記固定渦巻体及び前記可動渦巻体の放射位置に開口され、前記軸封装置と密閉される前の前記内壁側圧縮室及び前記外壁側圧縮室の少なくとも一方とは冷媒通路により連通され、前記ハウジングには該軸封装置に連通する間隙を確保して前記駆動軸と直交する内端面が形成され、前記駆動軸には、該内端面と対面して同期回転し、介在される前記冷媒ガスの粘性及び遠心力により該冷媒ガスを径外方向に移動させて前記低圧域に至らしめるスリンガーが設けられていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 27/00 331 ,  F04C 29/04

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