特許
J-GLOBAL ID:200903076031809993

衛星航法受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-051152
公開番号(公開出願番号):特開平6-265623
出願日: 1993年03月12日
公開日(公表日): 1994年09月22日
要約:
【要約】【目的】 各受信回路の内部遅延量の個体差並びにその温度及び周波数による変化に起因した測位誤差の発生を防止する。【構成】 各衛星と同一の周波数を有する搬送波を搬送波発振器26により発生させる一方で、各衛星と同一のPNコードをコード発生器28により発生させる。変調部30は搬送波発振器26の出力をコード発生器28の出力により位相変調し基準信号として切換器14に供給する。遅延量測定制御部32は切換信号を切換器14に与え受信回路10に入力させる。受信回路10により内部遅延を受けた基準信号の位相が、遅延量測定部24においてコード発生器28の出力位相と比較され、各受信回路10の内部遅延量が測定される。測位計算部23は、受信している衛星及びチャンネルに応じて遅延量を選択使用し、測位計算に用いる受信時刻を補正する。
請求項(抜粋):
少なくとも測位計算に必要な衛星個数以上設けられ、それぞれ内部遅延を有し、衛星航法システムを構成しそれぞれ異なる周波数の搬送波を位相変調する複数の衛星のいずれかから搬送波の位相変調信号を受信する受信回路と、対応する受信回路により受信された信号から衛星の軌道情報を復調すると共に変調に係る位相を求める複数の復調部と、各衛星の軌道情報に基づき衛星からの信号の送信時刻を、各復調部により求められた位相から受信回路の内部遅延を含む信号の受信時刻を、それぞれ求め、求めた送信時刻及び受信時刻に基づき所定の測位計算を行うことにより、使用者の現在位置を求める測位計算手段と、を備える衛星航法受信機において、各衛星から送信される信号と同一周波数の搬送波及び同一変調内容に係る基準信号を生成する基準信号生成手段と、各受信回路に対し衛星からの信号に代え上記基準信号を所定タイミングで切り換え供給する切換手段と、切換手段により基準信号が各受信回路に供給されている状態で、各受信回路への供給時の基準信号の位相と各復調部により求められる受信回路経由後の基準信号の位相とを比較することにより、各受信回路の内部遅延量を各衛星毎に測定する遅延量測定手段と、を備え、測位計算手段が、測定された内部遅延量のうち受信に係る衛星及び受信回路に対応する値を用いて受信時刻を補正し、補正された受信時刻を用いて測位計算を実行することを特徴とする衛星航法受信機。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭61-294382
  • 特開平3-048540

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