特許
J-GLOBAL ID:200903076105819139

内燃機関における緊急時制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本田 崇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-141386
公開番号(公開出願番号):特開平7-310582
出願日: 1995年05月17日
公開日(公表日): 1995年11月28日
要約:
【要約】【目的】 通常のセンサディスクを備えた1つのクランク軸センサと1つのカム軸センサとを用いて、クランク軸センサの故障時に内燃機関を模擬クランク軸信号によって継続動作させることができるように改善を行うこと。【構成】 クランク軸センサディスク上に配設されたセグメント(歯、間隙)の記憶された総数zと角度長さLC,LDと、カム軸センサディスクのセグメントの通過走行時間と、これらのセグメントのエッジに相応する記憶されたクランク軸位置とから、クランク軸センサの信号(パルス又は歯信号及び基準信号)を当該センサの故障時に模擬(シミュレート)する。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランク軸に配設されたクランク軸センサ(GKW)のセグメントエッジ信号(c,d,e)と、カム軸に配設されたカム軸センサ(GNW)のセグメントエッジ信号(a,b)を用いて、マイクロプロセッサにより制御されるエンジン制御装置(ST)による内燃機関(BKM)の制御方法であって、クランク軸及びカム軸の所定の位置を検出する前記センサ(GKW,GNW)は、それぞれ1つの固定的センサ(SKW,SNW)と、クランク軸セグメント(C,D,E)を備えたクランク軸センサディスク(GSKW)と、カム軸セグメント(A,B)を備えたカム軸センサディスク(GSNW)とからなる、内燃機関における緊急時制御方法において、歯(C)の総数(Z)と、クランク軸センサディスク(GSKW)上に配設されたセグメント(C,D)の角度長さ(LC,LD)を非揮発的に記憶し、内燃機関の所定の動作条件のもとで又は所定の間隔をおいて、所定のカム軸セグメントエッジ(a,b)に相応するクランク軸位置(a′,b′)を、所定のクランク軸基準位置(e)に関して求めて非揮発的に記憶し、記憶されたクランク軸位置(a′,b′)から、カム軸に配設されたセグメント(A,B)の角度長さ(LA,LB)か又はその所定の部分の角度長さを求め、そこから各セグメント(A,B)又はセグメント部分の、先行するセグメント(B,A)又はセグメント部分に対する長さ比(A/B,B/A)を求めて非揮発的に記憶し、クランク軸センサ(SKW)の故障の際にカム軸センサ(SNW)のところでのセグメント(N,N-1)の通過走行時間に対して計数されたクロックパルス(IN,IN-1)を所定の周波数のクロック信号(t)でのカウントによって求め(N=AならばN-1=B,N=BならばN-1=A)、先行するセグメント(N-1)にて計数されたクロックパルスの数(IN-1)から現下のセグメント(N)に対する数を以下の式、IN=IN×(LN/LN-1)に従って補間し、商(IN-1/LN-1)又は(IN/LN)から現下のセグメントに対する模擬されたクランク軸信号の単位(量)毎のクロックパルスの数(I/°KW)を予め求め、引き続いて、先行する基準信号eに関する{a′×(I/°KW)}番目又は{b′×(I/°KW)}番目のパルスによって開始してカム軸エッジ信号a又はbの発生の際に、クランク軸信号(c,C,d,D,E又はf)、クランク軸基準信号(e)の模擬を行い、この模擬においてそれぞれクロック信号(t)の{R′×(I/°KW)}番目のパルスの際に1つの信号(f)を形成し(Rは順次連続するクランク角(°KW)における2つのパルスの相互間隔)、それぞれクロック信号(t)の{360×(I/°KW)}番目のパルスの際に1つのクランク軸基準信号(e)を形成することを特徴とする、内燃機関における緊急時制御方法。
IPC (2件):
F02D 45/00 362 ,  F02D 45/00 376
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 内燃機関の制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-335677   出願人:ローベルトボツシユゲゼルシヤフトミツトベシユレンクテルハフツング
  • 特開平2-238152
  • 特開平3-172560
全件表示

前のページに戻る