特許
J-GLOBAL ID:200903076195499812

浄化槽からの排水の処理法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 瀬川 幹夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-325189
公開番号(公開出願番号):特開平5-138186
出願日: 1991年11月13日
公開日(公表日): 1993年06月01日
要約:
【要約】【構成】 浄化槽3と放流水域との間に、排水温度が摂氏5度以上に保持される前処理水域1を形成し、該前処理水域1内に、少なくとも排水内のリン酸を体内に蓄積するリン酸蓄積菌と排水内の硝酸性窒素を窒素ガスに還元する脱窒素菌の培地として適した接触材4を篭状体5内部に充填した生物膜槽2を設置し、生物膜槽2に脱窒菌及びリン酸蓄積菌とメタノール、綿等の炭素源を供給する。【効果】 浄化槽3からの排水の特性を利用し、生物膜槽2内で、自然の脱窒、脱リンの生化学反応を効率的に促進させて排水が放流水域に放流される前に窒素及びリンを除去することができる。大型の陸上施設や電気エネルギーを要せず、維持管理が楽で、低コストで浄化処理できる。生物膜槽2全体が水面下にあるため景観を損なうことはほとんどない。
請求項(抜粋):
浄化槽と該浄化槽からの排水が放流される池、湖沼、河川の放流水域との間に、自然の状態で上記浄化槽から流入したときの排水温度が摂氏5度以上に保持される前処理水域を形成し、該前処理水域内に、少なくとも排水内のリン酸を体内に蓄積するリン酸蓄積菌と排水内の硝酸性窒素を窒素ガスに還元する脱窒素菌の培地として適した接触材を篭状体内部に充填した生物膜槽を設置するとともに、上記接触材の下方に汚泥の落下物を溜めるスペースを形成し、さらに上記生物膜槽に脱窒菌とリン酸蓄積菌及びメタノール、綿等の炭素源を供給することを特徴とする浄化槽からの排水の処理法。
IPC (6件):
C02F 3/06 ,  C02F 1/58 CDQ ,  C02F 3/10 ,  C02F 3/34 ,  C02F 3/34 101 ,  C02F 9/00
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭60-075397

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