特許
J-GLOBAL ID:200903076216843446

α-メラニン細胞刺激ホルモンによる調節T細胞の活性化

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋元 輝雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-594330
公開番号(公開出願番号):特表2002-534968
出願日: 2000年01月21日
公開日(公表日): 2002年10月22日
要約:
【要約】 本発明は、アルファ-メラニン細胞刺激ホルモン(α-MSH)の存在下にて、抗原で初回刺激を受けたT細胞のT細胞受容体(TCR)刺激の活性化(初回刺激を受けたT細胞のα-MSHへの曝露開始後およそ4〜6時間目に、トランスフォーミング成長因子-β2(TGF-β2)を添加することにより任意に高めてもよい)により、T細胞に仲介される免疫反応を低減する方法を包含する。初回刺激を受けたT細胞の活性化は、該初回刺激を受けたT細胞に特異的な抗原を供与すること、または抗TCR抗体もしくはT細胞分裂促進因子により仲介されてもよい。T細胞の活性を調節するα-MSH処理の結果、トランスフォーミング成長因子β(TGF-β)を生産する抗原特異的な調節性、CD4+/CD25+T細胞が生成し、Thlに仲介される炎症活性を非特異的に低減することができる。この方法は、自己免疫状態もしくは移植患者における移植片拒絶を低減または抑制するために用いられ得る。また本発明は、特異的な抗原、α-MSH、および任意にTGF-β2および/またはT細胞培地を含む調節性T細胞生成用キットを包含する。また、α-MSHまたはその受容体結合部分を発現させる遺伝的材料(例えば、核酸)を導入することにより、自己免疫もしくは移植片拒絶反応を抑制するための、または自己耐性を再確立するための遺伝子治療を提供する。
請求項(抜粋):
形質転換成長因子β(TGF-β)を作成する抗原特異性調節CD4+/CD25+型T細胞を生成するための方法であって、 抗原提示細胞の存在下、且つ効果的な量のα-メラニン細胞刺激ホルモン(α-MSH)またはα-MSHのα-MSHレセプター結合部分を有する組成物の存在下で、CD3に富む感作T細胞を特異性抗原に曝露する工程を備え、前記特異性抗原は前記感作T細胞によって認識される抗原であることを特徴とする方法。
IPC (7件):
C12N 15/09 ,  A61K 35/14 ,  A61K 48/00 ,  A61P 29/00 ,  A61P 37/06 ,  C12N 5/06 ,  C12N 5/10
FI (7件):
A61K 35/14 Z ,  A61K 48/00 ,  A61P 29/00 ,  A61P 37/06 ,  C12N 15/00 A ,  C12N 5/00 E ,  C12N 5/00 B
Fターム (25件):
4B024AA01 ,  4B024AA11 ,  4B024CA04 ,  4B024DA02 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B024HA17 ,  4B065AA90X ,  4B065AA90Y ,  4B065AB01 ,  4B065AC14 ,  4B065BA02 ,  4B065BB19 ,  4B065CA44 ,  4B065CA46 ,  4C084AA13 ,  4C084NA14 ,  4C084ZB02 ,  4C084ZB11 ,  4C087AA01 ,  4C087BB37 ,  4C087BB64 ,  4C087NA14 ,  4C087ZB02 ,  4C087ZB11

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