特許
J-GLOBAL ID:200903076272955079

扉等の開閉装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岸本 瑛之助 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-067037
公開番号(公開出願番号):特開平7-276991
出願日: 1994年04月05日
公開日(公表日): 1995年10月24日
要約:
【要約】【目的】 ウイング車荷台の後部扉等の略270°回転可能な開閉機構について、ヒンジ部分の構造を簡素化し、従来の鋼製丁番の取付けを省略する。扉等の取付工数を大幅に削減し、かつ取付精度を確実に出す。ウイング車の箱形荷台等の軽量化を果たすとともに、扉等取付部分の外観を向上する。【構成】 ウイング車の荷台の後部支柱8 に第1ヒンジ構成部12を有する第1部材11が固定され、この第1部材11に、第3ヒンジ構成部32および第4ヒンジ構成部42を有する連結パネル31を介して、第2ヒンジ構成部22を有する第2部材21が連結され、第2部材21は後部扉7 に取り付けられる。扉7 を開く場合、第1段階として、後部支柱8 側の第1部材11に対して扉7 側の第2部材21が連結パネル31と一緒に略135°回転し、ついで第2段階として、第2部材21のみが連結パネル31に対して略135°回転して、扉7 が全体として略270°開閉する。
請求項(抜粋):
扉取付支柱(8) 等に固定される第1部材(11)に設けられた第1ヒンジ構成部(12)と、扉等に固定される第2部材(21)に設けられた第2ヒンジ構成部(22)と、両部材(11)(21)を連結する連結パネル(31)の一側に設けられかつ第1部材(11)の第1ヒンジ構成部(12)に組み合わせられる第3ヒンジ構成部(32)と、同連結パネル(31)の他側に設けられかつ第2部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)に組み合わせられる第4ヒンジ構成部(42)とを備えており、第1部材(11)に対して第2部材(21)が連結パネル(31)を介して略270°開閉自在となされている扉等の開閉装置であって、第1部材(11)の第1ヒンジ構成部(12)が、第1部材(11)の左端後側縁より右方にのびかつ断面略135°の角度に相当する円弧形を有する第1案内部(13)と、第1部材(11)の左端後側縁より右方にのびる右方張出部(14)とによって構成されて、第1ヒンジ構成部(12)内に、右方に向かって開口した第3ヒンジ構成部嵌込み用凹部(19)が設けられ、かつ右方張出部(14)の先端寄り部分の前側に段状凸部(16)が設けられて、段状凸部(16)の左側に凹弧状案内面(17)が設けられ、連結パネル(31)の第3ヒンジ構成部(32)が、連結パネル(31)の左側縁より左方にのびかつ前側に断面略135°の角度に相当する円弧形を有する凸面部(34)を備えた左方張出部(33)と、左方張出部(33)の先端寄り部分から後方突出状に設けられかつ先端に点(A) を中心とする断面略円形の頭部(37)を有する第3係合部(36)とによって構成されて、第3ヒンジ構成部(32)の内側に、後方に向かって開口した第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(39)が設けられ、第2部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)が、第2部材(21)の右端後側縁より左方にのびかつ断面略135°の角度に相当する円弧形を有する第2案内部(23)と、第2部材(21)の右端後側縁より左方にのびる左方張出部(24)とによって構成されて、第2ヒンジ構成部(22)内に、左方に向かって開口した第4ヒンジ構成部嵌込み用凹部(29)が設けられ、かつ左方張出部(24)の先端寄り部分の前側に段状凸部(26)が設けられて、段状凸部(26)の右側に凹弧状案内面(27)が設けられ、連結パネル(31)の第4ヒンジ構成部(42)が、連結パネル(31)の右側縁より右方にのびかつ前側に断面略135°の角度に相当する円弧形を有する凸面部(44)を備えた右方張出部(43)と、右方張出部(43)の先端寄り部分から後方突出状に設けられかつ先端に点(B) を中心とする断面略円形の頭部(47)を有する第4係合部(46)とによって構成されて、この第4ヒンジ構成部(42)の内側に、後方に向かって開口した第2ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(49)が設けられており、第1部材(11)に対し連結パネル(31)と第2部材(21)とが回転する前の状態においては、第1部材(11)の第1ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内に連結パネル(31)の第3ヒンジ構成部(32)が収められて、これの左方張出部(33)の凸面部(34)が第1ヒンジ構成部(12)側の円弧形第1案内部(13)に当接せしめられ、第3ヒンジ構成部(32)側の第3係合部(36)先端の断面略円形の頭部(37)が、第1ヒンジ構成部(12)側の段状凸部(16)に係り合わせられ、かつ第3係合部(36)側の頭部(37)の一部が凹弧状案内面(17)に嵌め合わせられるとともに、連結パネル(31)の第4ヒンジ構成部(42)が、第2部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)の凹部(29)内に収められて、第4ヒンジ構成部(42)の右方張出部(43)の凸面部(44)が第2ヒンジ構成部(22)側の円弧形第2案内部(23)に当接せしめられ、第4ヒンジ構成部(42)側の第4係合部(46)先端の断面略円形の頭部(47)が、第2ヒンジ構成部(22)側の段状凸部(26)に係り合わせられ、かつ第4係合部(46)側の頭部(47)の一部が凹弧状案内面(27)に嵌め合わせられており、第1部材(11)に対して連結パネル(31)が第2部材(21)と一緒に、連結パネル(31)側の第3ヒンジ構成部(32)の第3係合部(36)先端の断面略円形の頭部(37)の中心点(A) を中心として揺動し、連結パネル(31)が第2部材(21)と共に第1部材(11)に対して略135°回転した状態では、第3ヒンジ構成部(32)の凹部(39)内に、第1ヒンジ構成部(12)の右方張出部(14)の先端部(14a) が収められて、第3ヒンジ構成部(32)の第3係合部(36)と第1ヒンジ構成部(12)の右方張出部(14)の先端部(14a) とが相互に係り合わせられ、略135°回転後の連結パネル(31)に対して第2部材(21)が、連結パネル(31)の第4ヒンジ構成部(42)の第4係合部(46)先端の断面略円形の頭部(47)の中心点(B) を中心として揺動し、第2部材(21)が連結パネル(31)に対してさらに略135°回転した状態では、第4ヒンジ構成部(42)の凹部(49)内に、第2ヒンジ構成部(22)の左方張出部(24)の先端部(24a) が収められて、第4ヒンジ構成部(42)の第4係合部(46)と第2ヒンジ構成部(22)の左方張出部(24)の先端部(24a) とが相互に係り合わせられるようになされている、扉等の開閉装置。
IPC (2件):
B60J 5/06 ,  B62D 33/04

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