特許
J-GLOBAL ID:200903076296358136

ボイラ起動時ボイラ水溶存酸素の低減法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-156317
公開番号(公開出願番号):特開平11-351508
出願日: 1998年06月04日
公開日(公表日): 1999年12月24日
要約:
【要約】【課題】 長期停缶後および強制冷却停止後のボイラ起動に際して、ボイラ水の水質確認及びボイラ循環系統の洗浄を目的とするボイラコールドクリーンアップの時間を短縮すること。【解決手段】 節炭器5、蒸発器4、過熱器2を備えたボイラ1で得られた蒸気を高圧タービン7と低圧タービン8で発電に利用する。発電で利用した後の蒸気を復水器9で復水し、その復水を再びボイラ1に供給するが、長期停缶後および強制冷却停止後のボイラ起動に際して、ボイラ水の水質確認及びボイラ循環系統A及びBの洗浄を目的に行う、前記給水の循環系統Bにボイラ水を循環させる時に、過熱器バイパス系統Cに設けられた過熱器バイパス流量調節弁31の開度を調整して、過熱器2内の真空度を小さくして起動時におけるボイラ水溶存酸素を低減させる。
請求項(抜粋):
節炭器、蒸発器、過熱器の各流体流路系統を備えたボイラと、該ボイラで得られた蒸気を用いて仕事をするタービンと、タービンで用いた蒸気を復水させる復水器と、該復水器からボイラの節炭器と蒸発器に供給した水を過熱器を経由させないで直接復水器に循環させる流体の循環系統と、前記復水器からボイラの節炭器と蒸発器に供給した水を循環ポンプを介して節炭器入口に循環させる流体の循環系統との2つの流体循環系統と、1以上の過熱器出口の流体を前記過熱器以外の1以上の過熱器とタービンを経由せず直接復水器に戻す、流量調節弁を設けた過熱器バイパス系統とを備えた火力発電プラントにおいて、長期停缶後および強制冷却停止後のボイラ起動に際して、ボイラ水の水質確認及びボイラ循環系統の洗浄を目的に行う、前記2つの流体の循環系統にボイラ水を循環させる時に、前記過熱器バイパス系統に設けられた流量調節弁の開度を調整して、過熱器流体流路系統内の真空度を上げることを特徴とするボイラ起動時におけるボイラ水溶存酸素の低減法。

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