特許
J-GLOBAL ID:200903076297871902

油圧緩衝器のバルブ構造

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-060921
公開番号(公開出願番号):特開2000-257660
出願日: 1999年03月08日
公開日(公表日): 2000年09月19日
要約:
【要約】【課題】 キャビテーションの発生を抑制することができ、スウィッシュ音の発生しにくい緩衝器を提供すること。【解決手段】 ピストンバルブの還流弁は、外周ポート112A上面の開口窓112Fの内側に、内側円筒部112Dを基端として半径方向に延びる放射状窓枠112Jとこれに連なる外周窓枠112Kで包囲して形成される花弁状窓112Gを、各々独立に分割して配置するとともに、内周ポート112Bを穿設した花弁状窓Rを囲む放射状窓枠の片側又は両側に周方向オリフィスJ(又はJ+K),当該周方向オリフィスを介して連通する花弁状窓S(又はT)の外周窓枠に径方向オリフィスMを打刻により形成し、前記内周ポートに通孔10Aを位置合わせした穴あきリーフバルブ10を、ピストン背面に対向して組み付けたこと。
請求項(抜粋):
ピストンロッドの下端インロー部に装着されたピストンにより、シリンダ内を上部室と下部室とに区画する一方、当該ピストンにはピストン速度の低速域の減衰力を通路面積により制御するオリフィスを備え且つ前記下部室に連通する外周ポート上面の開口窓に対向させた還流弁と、前記上部室に連通する内周ポート下面の開口窓に対向させた伸側減衰弁とを設け、これら各弁をピストンロッドの伸縮に応じて開閉することにより、ピストンロッドが伸長する際の伸側減衰力を制御するとともに、シリンダの下端部に装着されたバルブケースによりシリンダ内の下部室とタンク室に連なる底部室とを区画する一方、当該バルブケースにはピストン速度の低速域の減衰力を通路面積により制御するオリフィスを備え且つ前記底部室に連通する外周ポート上面の開口窓に対向させた吸い込み弁と、前記下部室に連通する内周ポート下面の開口窓に対向する圧側減衰弁とを設け、これら各弁をピストンロッドの伸縮に応じて開閉することにより、ピストンロッドが収縮する際の圧側減衰力を制御する油圧緩衝器において、上記還流弁及び吸い込み弁は、外周ポート上面の開口窓の内側に、内側円筒部を基端として半径方向に延びる放射状窓枠とこれに連なる外周窓枠で包囲して形成される花弁状窓を、各々独立に分割して配置するとともに、内周ポートを穿設した花弁状窓を囲む放射状窓枠には片側又は両側に周方向オリフィス,当該周方向オリフィスを介して連通する花弁状窓の外周窓枠には径方向オリフィスを打刻により形成し、前記内周ポートに通孔を位置合わせした穴あきリーフバルブを、ピストン背面に対向して組み付けたことを特徴とする油圧緩衝器のバルブ構造。
Fターム (4件):
3J069AA54 ,  3J069DD33 ,  3J069EE05 ,  3J069EE10

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