特許
J-GLOBAL ID:200903076365078000

高能率符号化方法および高能率符号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-072075
公開番号(公開出願番号):特開平7-284100
出願日: 1994年04月11日
公開日(公表日): 1995年10月27日
要約:
【要約】【目的】 画像データを周波数領域に変換して得られたデータを量子化し、可変長符号化する高能率符号化において、圧縮率によらず符号化効率を向上させる。【構成】 入力された画像データをブロック化回路2とDCT回路3からなる変換回路で周波数領域に変換した変換データ(1)を、重みづけ回路5aおよび5bでそれぞれ低圧縮率で符号化効率を向上させることを目的とした重みづけと、高圧縮率で符号化効率を向上させることを目的とした重みづけを行い、符号量見積回路12aおよび12bで量子化,可変長符号化したときのビット数を計算し、量子化特性決定回路8で目標ビット数に近い符号量が得られると予測される量子化特性(1)を決定する。そして、その量子化特性(1)を用いて量子化回路9で量子化し、符号化回路10で可変長符号化する。
請求項(抜粋):
入力データに対し、所定の変換を行って周波数領域のデータである変換データを得る変換ステップと、前記変換データに対し周波数の高低に関わらずほぼ一定の重み係数を乗じる重みづけおよび平均的に周波数が高い変換データほど小さい重み係数を乗じる重みづけの演算を合わせて複数種類行ったのと等価な演算を行って重みづけ変換データを複数組得る重みづけ変換ステップと、前記複数組の重みづけ変換データに対してそれぞれ1種類以上の量子化特性で量子化および符号化を行って得られる符号量を各量子化特性ごとに算出する符号量見積ステップと、前記得られた各量子化特性ごとの全ての符号量より目標符号量に近い符号量が得られると予測される前記変換データに対する量子化特性を決定する量子化特性決定ステップと、前記変換データまたは前記重みづけ変換データを入力とし、前記変換データに対し前記量子化特性で量子化したのと等価な量子化を行って量子化変換データを得る量子化ステップと、前記量子化変換データを符号化して符号化データを出力する符号化ステップとでなり、平均的に低い周波数に乗じる重み係数に対する高い周波数に乗じる重み係数の比が小さい程、前記変換データに対する総合的な量子化特性を粗く設定したことを特徴とする高能率符号化方法。

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