特許
J-GLOBAL ID:200903076371818644

自動ねじ締め機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-097589
公開番号(公開出願番号):特開平6-304827
出願日: 1993年04月23日
公開日(公表日): 1994年11月01日
要約:
【要約】【目的】 ドライバビットをねじ込み方向に押圧力を加えながら移動する自動ねじ締め機において、適切なねじ締めを行うために実際に必要とされる押圧力と予め設定された押圧力とが一致しない場合でも、適正なねじ込み状態を確保することができる自動ねじ締め機の制御装置を提供することを目的とする。【構成】 締め付けトルクパターンに関するデータとそれに対応する押圧力パターンを記憶する記憶手段と、締め付けトルク検出手段と、締め付けトルクを監視して所定値よりも大きなトルク変動を検出した場合にドライバビットのカムアウトの発生を検出する手段と、そのときの締め付けトルクパターンを記憶する手段と、カムアウト発生位置付近での押圧力を基準の押圧力よりも大きな値に補正した後、補正された押圧力パターンとして記憶する手段とを備えている。
請求項(抜粋):
モータの出力トルクをねじに伝達するドライバビットを駆動手段によりねじ込み方向に押圧力を加えながら移動するように構成した自動ねじ締め機において、押圧力を検出する押圧力検出手段と、締め付けトルク検出手段と、前記締め付けトルク検出手段により検出した締め付けトルクを監視して、所定値よりも大きなトルク値変動を連続して検出した場合に、前記ドライバビットのカムアウトの発生を検出するカムアウト検出手段と、カムアウトが発生したときの締め付けトルクパターンを記憶する手段と、カムアウトが発生したとき、カムアウト発生位置付近での押圧力を基準の押圧力よりも大きな値にして補正された押圧力パターンとして記憶する手段とを備え、ねじの先端がワークに達してねじ締めを開始する位置までは、所定の速度で前記ドライバビットを移動させ、その後ねじ締めの完了までは、検出した締め付けトルクパターンが、基準の締め付けトルクパターンと同様な変化を示したときは、基準の押圧力パターンにしたがって押圧力を加えながら前記ドライバビットを移動させ、カムアウトが発生したときの締め付けトルクパターンと同様な変化を示したときには、補正された押圧力パターンにしたがって押圧力を加えながら前記ドライバビットを移動させることを特徴とする自動ねじ締め機の制御装置。

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