特許
J-GLOBAL ID:200903076378153079

自動変速機の油圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近島 一夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-109786
公開番号(公開出願番号):特開平9-296862
出願日: 1996年04月30日
公開日(公表日): 1997年11月18日
要約:
【要約】【課題】 クラッチつかみ換え変速によるダウンシフト制御において、制御ロジックを増やすことなく、あらゆる走行状況においても適正な変速制御を行う。【解決手段】 パワーオンで高車速かつ高トルクの場合、トルク分担比を、メインクラッチMCがすべて分担するように設定し、専らメインクラッチの解放圧を制御することにより入力軸回転数を上昇する。パワーオンで低トルク又は低車速の場合、トルク分担比をメインクラッチ側TMCとサブクラッチ側TSCとで1:1に設定する。これにより、メインクラッチの解放圧PMC制御とサブクラッチの係合圧PSCとが同時並列的に進行して、入力軸回転変化を時間遅れなく生じさせる。
請求項(抜粋):
エンジン出力軸からの動力が入力される入力軸と、車輪に連結される出力軸と、これら入力軸と出力軸との間で動力伝達経路を変更する複数の摩擦係合要素と、これら摩擦係合要素を断・接作動する油圧サーボと、を備え、前記複数の摩擦係合要素の内の第1の摩擦係合要素を解放すると共に、第2の摩擦係合要素を係合することにより所定変速段へのダウンシフトを達成してなり、更に少なくとも前記第1及び第2の摩擦係合要素用油圧サーボの油圧を制御する油圧制御手段と、車輌走行状況に基づく各センサからの信号を入力して、前記油圧制御手段へ油圧制御信号を出力する制御部と、を備えてなる自動変速機の油圧制御装置において、前記制御部は、前記センサからの信号に基づき前記第1の摩擦係合要素と第2の摩擦係合要素とのトルク分担比を設定するトルク分担比設定手段と、前記トルク分担比に基づき演算して、前記第1の摩擦係合要素及び第2の摩擦係合要素が前記入力トルクに対して分担するトルク容量を有するように前記油圧制御手段に油圧制御信号を出力する分担油圧制御手段と、を備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
IPC (5件):
F16H 61/08 ,  F16H 59:24 ,  F16H 59:40 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:44

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