特許
J-GLOBAL ID:200903076383909394

揺動焼入用高周波加熱コイルおよび該加熱コイルを用いた揺動焼入方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 孝治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-188125
公開番号(公開出願番号):特開平5-009559
出願日: 1991年07月01日
公開日(公表日): 1993年01月19日
要約:
【要約】【目的】 断面形状がほぼ一様なほぼかまぼこ状の軸部の上面と、この軸部の両端に、軸部の軸方向と直角方向に軸部と一体にそれぞれ形成した平行な1対の凸脈部の頂面とを同時に、或いは、これら上面および頂面に加えて前記平板部の上面をも同時に加熱して焼入することができる揺動焼入用高周波加熱コイルと、この加熱コイルを用いた揺動焼入方法を提供する。【構成】 揺動焼入用高周波加熱コイル100 は、軸部の上面の形状に対応するように形成された半開放鞍型の軸部加熱コイル50と、凸脈部の頂面の形状にそれぞれ対応するようにほぼ長方形状に巻回された半開放型の頂面加熱コイル10、20とを備え、前記3個の加熱コイルは直列に接続されていると共に、軸部加熱コイル50は、軸部を跨ぐように軸部の周方向に沿って形成されたほぼ平行な半円弧状の3個の周方向加熱導体51と、周方向加熱導体51の一端同士および他端同士をそれぞれ接続する直線状の1対の軸方向加熱導体52とを備え、且つ中央の周方向加熱導体51の接断点51a 、51b に高周波電圧が供給される。
請求項(抜粋):
断面形状がほぼ一様なほぼかまぼこ状の軸部と、この軸部の両端に、軸部の軸方向とほぼ直角方向に軸部と一体にそれぞれ形成したほぼ凸脈状の第1、第2凸脈部とを備えたワークの第1、第2凸脈部のほぼ平坦な頂面および軸部の上面を同時に加熱する揺動焼入用高周波加熱コイルであって、軸部の上面の形状に対応するように形成された半開放鞍型の軸部加熱コイルと、第1、第2凸脈部の頂面の形状にそれぞれ対応するようにほぼ長方形状に巻回された第1、第2頂面加熱コイルとを備え、前記3個の加熱コイルは直列に接続されていると共に、軸部加熱コイルは、軸部を跨ぐように軸部の周方向に沿って形成されたほぼ平行な半円弧状の3個の周方向加熱導体と、これら周方向加熱導体の一端同士および他端同士をそれぞれ接続する直線状の1対の軸方向加熱導体とを備え、且つ中央の周方向加熱導体の接断点に高周波電圧が供給されることを特徴とする揺動焼入用高周波加熱コイル。

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