特許

J-GLOBAL ID：200903076394942121

エナメル被覆電線用導電性接着剤

発明者： 竹内 道夫
出願人/特許権者： 竹内 道夫
代理人 (1件)： 保立 浩一
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-322363
公開番号（公開出願番号）：特開平10-130599
出願日： 1996年10月31日
公開日（公表日）： 1998年05月19日
要約：

【要約】【課題】 エナメル被覆電線の接合作業の生産性を向上させる。【解決手段】 エナメル被覆の剥離といった前処理を必要とすることなくポリウレタンエナメル等のエナメル被覆電線を直接接着して導電性を確保することが可能な導電性接着剤であり、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂と、エナメル被覆を分解させる潜在性触媒と、銀等の導電材料とを主成分とし、これを希釈材で希釈化した構成とされる。熱硬化性樹脂と潜在性触媒との組み合わせは、所定の加熱温度で熱硬化性樹脂の硬化速度よりもエナメル被覆の分解速度の方が高くなるものが選定される。潜在性触媒にはアミン化合物が使用され、熱硬化性樹脂の硬化材としても併用される。エナメル被覆の溶出のみによって導電性を確保する構成の場合、潜在性触媒にはN-メチルピロリドン等の高沸点溶媒が使用される。

請求項（抜粋）：

エナメルよりなる被覆が施された電線を接着するエナメル被覆電線用導電性接着剤であって、熱硬化性樹脂と、前記エナメルよりなる被覆を分解又は溶出させる潜在性触媒と、導電材料とを主成分とするエナメル被覆電線用導電性接着剤。