特許
J-GLOBAL ID:200903076403769101

毛質の測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 原 謙三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-292976
公開番号(公開出願番号):特開2000-271104
出願日: 1999年10月14日
公開日(公表日): 2000年10月03日
要約:
【要約】【課題】 毛幹の直径、一本一本の毛幹の成長速度、毛の成長周期の各段階の時間総計等、毛質を示す多種の指標の様々な動的変化を調べる手法を提供し、またそれにより、食品、薬品、工業製品、行動、癖や習慣等が毛に及ぼす影響を詳細に調べる手法を提供する。【解決手段】 毛質調査対象となる皮膚範囲において、この皮膚範囲の毛幹を含んだ第1の画像を作成する。また、その皮膚範囲の毛幹を脱色および染色し、この染色によって各毛の毛幹の色が変化したことを示す第2の画像を作成する。次に、毛の伸び具合が十分わかるだけの所定期間経過後に、各毛の伸長に伴う毛幹の色の変化具合を示す第3の画像を作成する。上記第1ないし第3の画像を基にして上記毛質の各指標を測定し、毛質の改善度を求める。
請求項(抜粋):
身体部位から、毛質測定を行う皮膚範囲であって、あざ、ほくろ、そばかす、毛細血管拡張症、脂漏性角皮症、あるいは刺青等の、自然に変色した目印を含んだ範囲を探し、上記範囲を含んだ領域の写真を撮り、その写真上で測定範囲を数学的に特定し、装置を用いて上記範囲を観察し、上記範囲から生えてきている毛幹からなる、上記範囲の第1の画像を作成し、さらなる比較のために第1の画像を保存し、染毛薬品で上記毛幹を脱色および染色し、上記装置を用いて上記範囲を観察し、皮膚から生えてきている毛幹や毛先の生えてきている新しい毛一本一本について、選択した点で毛の色が変化していることを示す第2の画像を作成し、第2の画像を保存し、上記脱色染色時から1日ないし7日の後に上記装置を用いて各毛幹の変化について上記範囲を再度観察して第3の画像を作成し、上記変化が皮膚から生えてきた自然の色の毛幹なのかあるいは脱色染色された毛幹なのかを特定し、第3の画像を保存し、コンピュータプログラムを使って上記画像を全て読み込み、上記第1の画像において皮膚から生えてきている各毛幹の大きさを測定し、上記の自然に変色した目印の周囲の各毛幹に番号をつけ、測定した毛幹の全体的な密度を求め、上記第3の画像において、皮膚から生えてきている根元の部分が自然な色をした毛幹の本数と、上記部分が染色された毛幹の本数とを分けて勘定し、毛幹の普通の色をした部分について毛の成長に関するデータを作成するための測定を行い、上記測定から得られたデータを、統計的にデータを処理するコンピュータプログラムに入力してデータを整理し、定期的に、成長指標のついていない毛を抜いて上記範囲を観察し、抜け落ちる際の毛の画像を作成して抜け落ちた日時を記録し、1週間に1回、4週間にわたって、第3の画像における脱色あるいは染色された毛幹の量を継続的に観測し、上記の染毛薬品で上記毛幹を脱色および染色する処理から、1週間に1回第3の画像における脱色あるいは染色された毛幹の量を継続的に観測する処理までを繰り返して、毛の本数と質との一ヶ月間の改善について結果を出し、毛を抜いた各場所から毛先が生えてくる様子について上記範囲を継続的に観察し、さらなる計算をするために毛の成長の日時を記録し、上記の染毛薬品で上記毛幹を脱色および染色する処理から、上記第1の画像において各毛幹の大きさを測定して毛幹の全体的な密度を求める処理までを、上記の順に従い、異なった色を用いながら繰り返し行い、成長の速度の計算に用いるための画像のセットとして、第1・第2・第3の画像からなるセットを複数組作成し、自然の色をした部分と人工的に染色した部分とが交互に並んだ帯模様が現れた複数の毛を回収測定し、成長速度とそれに関連する帯模様の長さとを決定することを特徴とする毛質の測定方法。
Fターム (2件):
4C038VB21 ,  4C038VC20

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