特許
J-GLOBAL ID:200903076409063022
音響信号の符号化方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
金山 聡
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-008750
公開番号(公開出願番号):特開2002-215142
出願日: 2001年01月17日
公開日(公表日): 2002年07月31日
要約:
【要約】【課題】 各単位区間においては、強度値が小さい音素であっても、重要な音の一部となっている音素を欠落させることなく、精度の高い符号化を行うことが可能な音響信号の符号化方法を提供する。【解決手段】時系列の音響信号に対して単位区間を設定し、単位区間ごとに信号解析を行って、周波数、強度値、区間開始時刻、区間終了時刻からなる音素データを作成する。音素データの作成時に、強度値の大きい所定数分の音素データには優先マークを付与しておく。作成された音素データのうち、信号レベルが0であると判断されるもの(網掛けで示す)は、連結対象から外される。残った有効音素データ(網掛けされていない矩形、例としてA1、A2、A3)のうち、周波数(ノートナンバー)が同一であって、時間方向に連続するものを統合して連結音素データ(A)を作成する。連結音素データのうち、優先マークが付与されているものだけを符号データとして出力する。
請求項(抜粋):
与えられた音響信号に対して、時間軸上に複数の単位区間を設定する区間設定段階と、前記単位区間における音響信号と複数の周期関数との相関を求めることにより、各周期関数に対応した強度値を算出し、各周期関数が有する周波数と、前記各周期関数に対応した強度値と、単位区間の始点に対応する区間開始時刻と、単位区間の終点に対応する区間終了時刻で構成される音素データを算出すると共に、強度値が大きい順に所定数の音素データに優先マークを付与する音素データ算出段階と、前記音素データ算出段階の処理を全単位区間に対して行うことにより得られる全音素データから、強度値が所定値に達していないものを削除して、残りの音素データを有効な強度値を有する有効音素データとして抽出する有効音素データ抽出段階と、前記有効音素データ抽出段階により抽出された有効音素データに対して、周波数が同一であって、区間が連続するものを連結して連結音素データとし、連結音素データの属性として、強度値は構成する有効音素データの最大強度値を与え、開始時刻は先頭の有効音素データの区間開始時刻を与え、終了時刻は最後尾の有効音素データの区間終了時刻を与えると共に、連結音素データを構成する有効音素データのうち、最大の強度値を有する有効音素データに優先マークが付されている場合に、当該連結音素データに優先マークを付与する音素データ連結段階と、前記音素データ連結段階により得られた連結音素データの内、優先マークが付与されていないものを削除し、残りの連結音素データの集合により音響信号を表現する符号化段階と、を有することを特徴とする音響信号の符号化方法。
IPC (3件):
G10H 1/00
, G10L 11/00
, G10L 19/00
FI (3件):
G10H 1/00 Z
, G10L 9/16
, G10L 9/18 A
Fターム (4件):
5D045DA11
, 5D378KK03
, 5D378KK07
, 5D378QQ06
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