特許
J-GLOBAL ID:200903076412799536

合成繊維用紡績油剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 入山 宏正
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-024364
公開番号(公開出願番号):特開平10-212664
出願日: 1997年01月22日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】合成繊維の紡績において、それが高速紡績であっても、脱落物が紡績機材の接触通過部へ付着、堆積するのを防止できる合成繊維用紡績油剤を提供する。【解決手段】炭素数分布が異なる2群の脂肪族1価アルコールから所定のリン酸化反応を経て得られる特定組成割合の混合アルキルリン酸エステル塩を用いた。
請求項(抜粋):
炭素数8〜12の脂肪族1価アルコール(A)及び炭素数18〜22の脂肪族1価アルコール(B)からなる混合脂肪族1価アルコールとリン酸化剤とをその反応割合として下記の式1を満足する条件で用いて、該混合脂肪族1価アルコールを該リン酸化剤でリン酸化し、次いでそのリン酸化物をアルカリで中和した混合脂肪族1価アルコールのリン酸エステル塩であって、該リン酸エステル塩中に含まれる下記の式2で示されるリン酸ジエステル塩(AB-P)が下記の式3で示されるリン酸ジエステル塩(AA-P)及び下記の式4で示されるリン酸モノエステル塩(A-P)の総和に対して、(AB-P)/{(AA-P)+(A-P)}≧1/1(モル比)の割合で含有されているリン酸エステル塩から成ることを特徴とする合成繊維用紡績油剤。【式1】(式1において、X:混合脂肪族1価アルコール1モル中における脂肪族1価アルコール(A)のモル数であって、1/4≦X≦2/3を満足するモル数M:リン酸化剤中のリン原子1個に対して反応に供する混合脂肪族1価アルコールのモル数)【式2】【式3】【式4】(式2〜4において、R1:炭素数18〜22の直鎖アルキル基R2:炭素数8〜12の直鎖アルキル基M1:アルカリM2:水素又はアルカリ)

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