特許
J-GLOBAL ID:200903076421405567

直列N重インバータの制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-207298
公開番号(公開出願番号):特開平5-038154
出願日: 1991年07月25日
公開日(公表日): 1993年02月12日
要約:
【要約】【目的】 従来よりインバータの精度のよい出力制御を行うためにはキャリア周波数を高くする必要があり、損失が大きいと言う問題点があった。本発明は出力精度を保ちながらスイッチング周波数を低減するものである。【構成】 指令値発生器と、検出器により得られる制御量と指令値との誤差を求める引き算器と、PI調節器と、各々異なるヒステリシス値を持つ(N+1)個のヒステリシスコンパレータと、N台の各単位インバータの出力電圧を決めるインバータ出力電圧決定回路と、各単位インバータのスイッチング素子のオン/オフ信号を作るスイッチング信号生成回路とから構成される。最大のヒステリシス値を有するヒステリシスコンパレータの出力に応じて他のヒステリシスコンパレータの出力によって駆動すべき単位インバータの数を決定する。駆動すべき単位インバータの数が同じ時、順次に変更して駆動するインバータを分散せしめる。
請求項(抜粋):
指令値を生成する指令発生器と、制御量を検出する検出器からの検出信号を受け前記指令値との誤差を求める引き算器と、この引き算器により求めた誤差信号を増幅するPI調節器と、PI調節器の出力を入力とする(N+1)個のヒステリシスコンパレ-タと、これら(N+1)個のヒステリシスコンパレ-タの出力に応じN台の単位インバ-タINV.k(k=1,2,...,N)の出力電圧を決定するインバ-タ出力電圧決定回路と、このインバ-タ出力電圧決定回路の信号によりN個の単位インバ-タINV.kのスイッチングデバイスのオン/オフ信号を作るスイッチング信号生成回路と、からなる直列N重インバ-タの制御回路において、前記(N+1)個のヒステリシスコンパレ-タCMj(j=1,2,...,N+1)は各々±Hj (0j-1 j )のヒステリシス値を持ち、CMj の出力Cj はヒステリシスコンパレ-タの入力がHj を越えたとき“1”になり、-Hj を越えたとき“0”になるものとし、前記インバ-タ出力電圧決定回路はCN+1 が“1”の場合は、Ck が“1”のときインバ-タINV.kの出力電圧を正出力とし、Ck が“0”のときインバ-タINV.kの出力電圧をゼロとし、CN+1 が“0”の場合は、Ck が“0”のときインバ-タINV.kの出力電圧を負出力とし、Ck が“1”のときインバ-タ INV.kの出力電圧をゼロとすることを特徴とする直列N重インバ-タの制御方法。

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