特許
J-GLOBAL ID:200903076437897656

屈曲した本体部をもつ粗形材の鍛造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-355719
公開番号(公開出願番号):特開平11-179476
出願日: 1997年12月24日
公開日(公表日): 1999年07月06日
要約:
【要約】【課題】屈曲した本体部をもつ粗形材に対して行う切削加工の削り代の低減、型費を抑制すること、自動搬送を容易にすること、高い寸法精度で製造すること、そして製品コストの低廉化を確保することを同時に満足する。【解決手段】プレス方向Pと平行な第3軸線方向L3に凹設された成形面10cをもつ仕上げ用鍛造型10で仕上げ工程を行う。曲げ工程前のワーク8は、屈曲していない本体部W3が第1軸線L1と平行な中心軸線Oをもっている。曲げ工程の曲げ用鍛造型11は型割面PLが傾斜して曲げ面PL1を有し、屈曲していない本体部W3の少なくとも一端部を位置決めしつつ曲げ工程を行う。一連の型面の凹凸量を小さくした単一のプレス機で鍛造し得る。
請求項(抜粋):
一端が第1軸線方向に延在し、他端が該第1軸線方向に延在した後に該第1軸線に対して傾斜する第2軸線方向に延在するへの字状に屈曲した本体部と、該屈曲した本体部から該第1軸線方向及び該第2軸線方向と異なる第3軸線方向に突出する突起部と、を有する屈曲した本体部をもつ粗形材の鍛造方法であって、プレス方向に作動し、前記第1軸線方向又は前記第2軸線方向に延在する型割面と、該型割面から該プレス方向と平行な前記第3軸線方向に凹設され、前記突起部を仕上げ成形可能な成形面と、をもつ仕上げ用鍛造型を用意し、該仕上げ用鍛造型を該プレス方向で作動させることにより、前記第1軸線と一致する又は平行な中心軸線をもつ屈曲していない本体部と、該屈曲していない本体部から該第3軸線方向に突出する該突起部と、を有する中間加工物を得る仕上げ工程と、プレス方向に作動し、両端をほぼ水平にして該第1軸線及び前記第2軸線をへの字状に含み、該中間加工物の該屈曲していない本体部を曲げ得る曲げ面をもつ型割面と、該型割面に凹設され、該中間加工物の該突起部を収納可能な収納部と、をもつ曲げ用鍛造型を用意し、該曲げ用鍛造型を該プレス方向で作動させることにより、該屈曲していない本体部の少なくとも一端部を位置決めしつつ、前記屈曲した本体部と該突起部とを有する前記粗形材を得る曲げ工程と、を有することを特徴とする屈曲した本体部をもつ粗形材の鍛造方法。

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