特許
J-GLOBAL ID:200903076478585464

電子増倍器を備えた電子管

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-344895
公開番号(公開出願番号):特開平5-182631
出願日: 1991年12月26日
公開日(公表日): 1993年07月23日
要約:
【要約】【目的】 制動電界をダイノードの貫通孔内部に十分に入り込ませることにより、電子収集効率を改善することにある。【構成】 2次電子放出により入射電子流を増倍する電子増倍器を備えた電子管において、電子増倍器を構成するダイノード10aは、一端を入力開口13とし、他端を出力開口14とする複数の貫通孔12をプレート11に配列形成し、貫通孔12の出力開口14を、入力開口13の口径よりも大なる口径とすることを特徴とする。これによって、等電位線Aは、口径の大きな出力開口14から入り、傾斜部15の対向側の内側面16に沿って上昇し、貫通孔12内部に深く入り込むように形成される。
請求項(抜粋):
2次電子放出により入射電子流を増倍する電子増倍器を備えた電子管において、前記電子増倍器はダイノードを複数段に積層して構成したものであり、前記各ダイノードは、一端を入力開口とし、他端を出力開口とする複数の貫通孔を配列形成し、該各貫通孔の内側面を含む表面が導電性を有するプレートと、前記各貫通孔の内側面に形成した2次電子放出層とを備え、さらに前記各貫通孔の内側面には、前記入射開口から入射した電子が衝突するように、該電子の入射方向に対して傾斜する傾斜部を備えており、前記各貫通孔の出力開口を、前記入力開口に比べて大なる口径に形成したことを特徴とする電子増倍器を備えた電子管。
IPC (2件):
H01J 43/10 ,  H01J 31/50

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