特許
J-GLOBAL ID:200903076516741882

炭化水素含有ガスの処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-315086
公開番号(公開出願番号):特開平8-170086
出願日: 1994年12月19日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、塩分含量が高い炭化水素含有ガスから、塩分を含まない天然ガスおよびNGLなどの製品を効率よく生産することができるとともに、特に塩分によってプラントの操業に支障をきたすことがないような炭化水素含有ガスの処理方法を提供する。【構成】 本発明に係る炭化水素含有ガスの処理方法では、炭化水素含有ガスの処理方法において、塩分を含む炭化水素含有ガスから分離された気相を回収するとともに、油相を蒸留塔に導入して蒸留処理するに際して、蒸留塔に導入される油相の温度によって、(i) 該油相を塩分除去処理した後に蒸留塔に導入するか、または(ii)蒸留塔にそのまま導入して、蒸留塔からサイドカット留出液を抜き出して塩分除去処理した後に蒸留塔に返送している。
請求項(抜粋):
塩分を含む炭化水素含有ガスの一部を凝縮させて気液混合物とした後、得られた気液混合物を気液分離して液相と気相(G-1)とに分離するとともに、得られた液相を水相と油相(C-1)とに分離し、分離された油相(C-1)を蒸留塔に導入して蒸留処理するに際して、および/または分離された気相(G-1)の一部を凝縮させて気液混合物とした後、この気液混合物から液相を分離するとともに、得られた液相を水相と油相(C-2)とに分離し、この油相(C-2)を前記蒸留塔に導入して蒸留処理するに際して、(i) 蒸留塔に導入される油相の温度が水の凝固点を越える場合には、油相を水と接触させて塩分除去処理した後に蒸留塔に導入し、(ii)蒸留塔に導入される油相の温度が水の凝固点以下である場合には、油相をそのまま蒸留塔に導入し、蒸留塔の油相が導入された段より下方に位置する液全量捕集部からサイドカット流として留出液を抜き出し、このサイドカット留出液を水と接触させて塩分除去処理した後に蒸留塔に還流することを特徴とする炭化水素含有ガスの処理方法。

前のページに戻る