特許

J-GLOBAL ID：200903076542717264

多翼送風機

発明者： 近藤 泰司 ,  浅野 秀夫 ,  上村 幸男 ,  徳永 孝宏 ,  杉 光
出願人/特許権者： 日本電装株式会社
代理人 (1件)： 服部 雅紀
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-110145
公開番号（公開出願番号）：特開平5-306699
出願日： 1992年04月28日
公開日（公表日）： 1993年11月19日
要約：

【要約】【目的】 スクロール形状のケース側面の形状を空気流速に対応してスクロール高さ方向に傾斜し、空気の乱れを最小限にし、ファン効率の向上ならびに騒音の低減をはかる遠心式多翼送風機を提供する。【構成】 ケース22内には、円周方向に配設された多数のブレード25、環状の保持リング26およびブレード25の反吸込側端部に形成された底プレート24が収容される。ケース22の側面の一部は上側から下側にいくに従い径外方向に拡大するようにケース22側面の傾斜角αが設定される。この傾斜角αは、ケ-ス22のノーズ部からの空気流方向のスクロール巻き角θが増大するに従い大きくする。ファン20の軸方向ならびにケース22のスクロール巻き角方向に空気流速分布に応じた傾斜角αをケース22の側面にもたせる構成としたため、ケース底面22cからの反射流、渦流や逆流の発生を防止する。

請求項（抜粋）：

空気取入口を形成するベルマウスを有し、スクロール形状に形成されたケースと、前記ケースに収納され、円周方向に配設された多数のブレード、前記多数のブレードの空気吸入側端部に形成された環状の保持リングおよび前記多数のブレードの反空気吸込側端部に形成された底プレートを有する遠心多翼ファンとを備え、前記ケースの側面の一部が前記空気取入口側から反空気取入口側にいくに従い径外方向に拡大するようにケース側面の傾斜角αが設定され、かつ前記ケ-スのスクロール形状のノーズ部からの空気流方向のスクロール巻き角θが増大するに従い前記ケース側面の一部の傾斜角αが大きくなるように形成されていることを特徴とする多翼送風機。