特許
J-GLOBAL ID:200903076655196074

解像度変換復号方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 公三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-227966
公開番号(公開出願番号):特開平6-062386
出願日: 1992年08月04日
公開日(公表日): 1994年03月04日
要約:
【要約】【目的】 動画像信号を、任意の倍率で拡大または縮小して表示する。【構成】 入力された動画像をバッファに貯え、逆ハフマン復号器21でDCT(離散コサイン変換)係数と逆量子化テーブルと動きベクトルを復号する。逆ハフマン復号器21からの動きベクトルを受けた動きベクトル変換器30では、符号化時の動き補償精度が検出され、精度が1画素であるかあるいは半画素であるかを検出してそれをフラグ305として多重化器304へ加え、動きベクトルは乗算器301で定数倍され、量子化器302で量子化されて多重化器304でフラグ305とともに多重化されてスイッチ34を介して動き補償器へ出力する。【効果】 高精度の復号画像が得られる。
請求項(抜粋):
ディジタル動画像信号を、8×8点の画素からなる複数のブロックに領域分割し、前記各ブロックごとに動き補償して未来および過去の画像のうちの一方、または両方の平均との差分信号を得る場合および前記差分信号を得ない場合に、前記各ブロックを離散コサイン変換により変換して離散コサイン変換出力を得て、前記離散コサイン変換出力を量子化して量子化出力を得て、前記量子化出力をハフマン符号化することによりビット・ストリームを得て(61)、前記ビット・ストリームを入力信号として受けて逆ハフマン復号化して逆ハフマン復号化出力および動きベクトル値を得て(21)、前記逆ハフマン復号化出力を逆量子化して逆量子化出力を得て(22)、前記逆量子化出力から、N1 およびN2 を8より小さな正の整数としたときには前記ビット・ストリーム中の前記8×8点の画素に対応した離散コサイン変換係数の所定の低域周波数側を用いてN1 ×N2 点の画像縮小用のブロック生成出力をつくり、N1 およびN2 を8より大きな正の整数としたときには前記ビット・ストリーム中の前記8×8点の画素に対応した離散コサイン係数の高域周波数側にゼロを付加してN1 ×N2 点の画像拡大用のブロック生成出力をつくり(23)、前記画像縮小用および拡大用のすくなくとも一方のブロック生成出力をN1 ×N2 点のサイズで逆離散コサイン変換して縮小および拡大した再生画像のうちのすくなくとも一方の逆変換出力を得て(24)、前記各ブロックごとに対応する前記逆変換出力に前記動きベクトル値を用いて動き補償して未来および過去の画像のうちのすくなくとも一方または両方の平均の画像信号との和の信号を得る場合および前記和の信号を得ないで前記逆変換出力をそのままディジタル動画像出力信号とする(26〜28,30,32〜35,40)、解像度変換復号方法において、前記逆変換出力に前記動きベクトル値を用いて動き補償する際に、符号化時と復号時のそれぞれの時点での動き補償の精度が半画素精度であるか1画素精度であるかを調べて(30)、符号化時に半画素精度であり符号時に1画素精度のときは、処理の対象となる画素値を、前記処理の対象となる画素値およびその近隣の画素値からなる相加平均値で置き換え、符号化時に1画素精度であり復号時に半画素精度のときは、半画素精度の位置における画素値を、その近傍に位置する画素値の相加平均値を求めて補間して、前記ディジタル動画像出力信号とする解像度変換復号方法。

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