特許
J-GLOBAL ID:200903076657629105

回路遮断器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 駒田 喜英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-111502
公開番号(公開出願番号):特開平11-297180
出願日: 1998年04月07日
公開日(公表日): 1999年10月29日
要約:
【要約】【課題】通電電流の磁束を利用して大電流通流時の可動接触子の開極速度を高める。【解決手段】可動接触子4の反固定接触子側にコ字状の磁性体12を配置し、その両脚部先端を閉極状態の可動接触子4に隙間を介して対向させるとともに、可動接触子4の固定接触子側の面に平板な磁性体13を固着し、磁性体12及び13により可動接触子4を囲む閉磁路を形成させる。矢印で示すように短絡電流などの大電流が流れると、この閉磁路を通る磁束により、磁性体12の上端面と磁性体13の左右両端面との間には吸引力が働き、過電流引外し装置からの信号で図示しない開閉機構が作動する前に可動接触子4はこの吸引力で急速に開極駆動されて電流が速やかに遮断される。
請求項(抜粋):
接触スプリングにより可動接触子が固定接触子に押圧されて閉極状態に保持される回路遮断器において、前記可動接触子の固定接触子側の面に平板な磁性体を固定する一方、前記可動接触子の反固定接触子側にコ字状の磁性体を配置するとともに、このコ字状の磁性体の両脚部先端を閉極状態の前記可動接触子に隙間を介して対向させ、前記可動接触子に短絡電流などの大電流が流れた際に、この電流の磁束に基づいて前記磁性体の間に生じる吸引力により前記可動接触子を前記接触スプリングに抗して開極駆動するようにしたことを特徴とする回路遮断器。

前のページに戻る