特許
J-GLOBAL ID:200903076667950254

並列プログラムの通信最適化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢島 保夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-245937
公開番号(公開出願番号):特開平7-073150
出願日: 1993年09月06日
公開日(公表日): 1995年03月17日
要約:
【要約】【目的】ル-プ繰り返しにまたがる依存があり、かつル-プ繰り返しでプロセッサ間にまたがる通信が必要なDOループに対して、通信の最適化を促進することを目的とする。【構成】並列プログラム中の受信文とその受信データを用いて送信データを求める計算と送信文とに対して、受信文と送信文の間隔が短くなるようにする。このため、並列プログラムからプロセッサ間通信に依存する変数を検出し、検出した通信依存変数を含む式を、式変形しながら、その変数が依存する通信命令からできる限り遠い位置に移動し、さらに通信命令を、移動したその通信に依存する変数を含む式の直前または直後まで移動するようにする。【効果】受信命令と送信命令の間隔が短くなり、パイプライン的計算における他プロセッサへの通信伝播の遅れが少なくなるので、実行性能は向上する、また、並列度が向上し、各プロセッサの空き時間は少なくなるので、実行性能が向上する。
請求項(抜粋):
複数プロセッサ及び各プロセッサごとのローカルメモリを備えた分散メモリ型並列計算機システムの上記各プロセッサ上で動作し上記プロセッサ間の通信命令を含む並列プログラムを入力し、その命令列を最適化する通信最適化方法であって、上記並列プログラム中の受信文とその受信データを用いて送信データを求める計算と送信文とに対して、受信文と送信文の間隔が短くなるように、該受信文と送信文の位置を移動することを特徴とする並列プログラムの通信最適化方法。

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