特許
J-GLOBAL ID:200903076695818540

インバータ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 粟野 重孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-023256
公開番号(公開出願番号):特開平8-223934
出願日: 1995年02月13日
公開日(公表日): 1996年08月30日
要約:
【要約】【目的】 インバータ装置の過電流制御動作を確実にする。【構成】 2個の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を順方向に直列接続したインバータアームを少なくとも3組備えたインバータ装置において、上アームIGBT9a〜9cの各電流保護設定値をすべて、下アームIGBT9d〜9fの各電流保護設定値のいずれよりも大きく設定する。例えば、同一ドライブ回路12a〜12fを用いたときには、電流検出抵抗11a〜11fの抵抗値を、(各電流検出抵抗11a〜11cの抵抗値<各電流検出抵抗11d〜11fの抵抗値)とすることにより、(各上アームIGBT電流保護設定値≧各下アーム電流保護設定値)とする。この設定により、下アームの過電流遮断が常に優先し、過電流遮断の不確実による欠相運転を防止する。なお、電流検出抵抗11a〜11fによる電流検出を温度補償することにより、保護動作の温度特性平坦化、モータの過電流永久磁石減磁の改善もできる。
請求項(抜粋):
2個の絶縁ゲートバイポーラトランジスタを順方向に直列接続し、その相互接続点をインバータ出力端とするインバータアームを少なくとも3組と、前記各絶縁ゲートバイポーラトランジスタを個別に駆動する駆動手段と、前記各絶縁ゲートバイポーラトランジスタの電流を個別に検出する電流検出手段と、前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタの過電流を保護する保護手段とを備え、前記各インバータアームの両端を直流電源に接続し、前記各絶縁ゲートバイポーラトランジスタを前記駆動手段により断続駆動して前記インバータ出力端に接続した負荷に疑似多相電流を供給するとき、前記インバータアームのカレントソース側の絶縁ゲートバイポーラトランジスタである上アーム絶縁ゲートバイポーラトランジスタとカレントシンク側の絶縁ゲートバイポーラトランジスタである下アーム絶縁ゲートバイポーラトランジスタにおいて、前記電流検出手段で検出した絶縁ゲートバイポーラトランジスタの電流値を過電流と判断して遮断する基準である電流保護設定値を、(各上アーム絶縁ゲートバイポーラトランジスタの電流保護設定値≧各下アーム絶縁ゲートバイポーラトランジスタの電流保護設定値)となるように設定し、かつ、下アーム絶縁ゲートバイポーラトランジスタのいずれかが遮断されるときは前記保護手段によりすべての絶縁ゲートバイポーラトランジスタを一斉遮断するようにしたインバータ制御装置。
IPC (5件):
H02M 7/48 ,  H02H 3/253 ,  H02M 7/537 ,  H02M 7/5387 ,  H02P 7/63 302
FI (5件):
H02M 7/48 M ,  H02H 3/253 ,  H02M 7/537 E ,  H02M 7/5387 Z ,  H02P 7/63 302 C
引用特許:
審査官引用 (3件)

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