特許
J-GLOBAL ID:200903076723795801
チェックポイント通信処理システム、及びチェックポイント通信処理方法、この通信処理方法を格納した記憶媒体
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大胡 典夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-126774
公開番号(公開出願番号):特開平10-320326
出願日: 1997年05月16日
公開日(公表日): 1998年12月04日
要約:
【要約】【課題】 チェックポイントを採取しながら処理を進めていき障害発生時、最後に採取したチェックポイントまでロールバックして処理を実行することにより障害から回復するコンピュータシステムにおいて、通信処理をチェックポイント採取まで遅延すること無く処理できるコンピュータシステムを提供すること。【解決手段】 クライアント計算機10が送信したパケットを蓄積しFT計算機1に障害が発生した際、蓄積した通信パケットを上記FT計算機1に再送し処理を再開する。上記FT計算機1は、チェックポイント採取に関係無く上記クライアント計算機10へ通信パケットを送信することができ、上記FT計算機1と上記クライアント計算機10との通信にチェックポイント採取による待ち時間が必要無くなる。
請求項(抜粋):
各種アプリケーションソフトウェア等の応用サービスを提供する情報処理装置と、この情報処理装置から応用サービスの提供を受ける端末機器と、上記情報処理装置と上記端末機器とを接続するネットワークからなり、上記情報処理装置は、上記端末機器との通信の際にチェックポイントを採取しながら処理を進めていき、障害が発生した時に、最後に採取したチェックポイントまでロールバックして処理を再実行することにより障害からの回復を実現するチェックポイント通信処理システムにおいて、上記情報処理装置は、チェックポイントを採取し、障害が検出された時点で最後に採取したチェックポイントでの処理状態に戻し、障害を取り除いてから処理を再実行するチェックポイント・ロールバック手段と、上記応用サービス等からの入出力要求をチェックポイントが採取された状態が確定されるまで保持し、チェックポイント採取後に入出力要求を出し保持した入出力要求を破棄する入出力要求保持手段と、上記ネットワーク上での上記端末機器のアドレスを登録するアドレス登録手段と、チェックポイントを採取した時に、これを上記端末機器のアドレスに基づき上記端末機器に通知し、上記情報処理装置に障害が発生し、ロールバックして処理の実行を再開する場合には、この実行を再開することを上記端末機器のアドレスに基づき上記端末機器に通知するチェックポイント通知手段とを備え、上記端末機器は、上記情報処理装置に対して送信する通信パケットの情報である通信パケット情報を蓄積するパケット蓄積手段と、上記チェックポイント通知手段が、チェックポイントを通知してきた際には、上記パケット蓄積手段に蓄積された通信パケット情報を破棄し、ロールバックを通知してきた際には、上記パケット蓄積手段に蓄積された通信パケット情報に基づき通信パケットを上記情報処理装置へ送信するパケット再送手段とを備え、上記入出力要求保持手段は、上記入出力要求が上記情報処理装置から上記端末機器への通信パケットの送信の場合は、この通信パケットを保持せずチェックポイント採取に関係無く上記端末機器に送信し、上記情報処理装置に障害が発生しロールバックして実行を再開した場合には、上記パケット再送手段が上記パケット蓄積手段に蓄積した通信パケット情報に基づき通信パケットを再送することで、障害発生直前のチェックポイントから障害発生までの間に、上記端末機器が送信し上記情報処理装置が受信した通信パケットを得てロールバック後の再実行を行うことを特徴とするチェックポイント通信処理システム。
IPC (2件):
G06F 13/00 353
, G06F 11/14 310
FI (2件):
G06F 13/00 353 T
, G06F 11/14 310 B
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