特許
J-GLOBAL ID:200903076736942218

油圧式動力伝達継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹内 進 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-102621
公開番号(公開出願番号):特開平7-310764
出願日: 1994年05月17日
公開日(公表日): 1995年11月28日
要約:
【要約】【目的】 油圧式動力伝達継手に関し、スプリングの荷重を小さくすることで、装置の小型化を図ることを目的とする。【構成】 弁体41に吐出ポートに連通する高圧室58を形成し、通常時には弾性部材71により付勢されるピン部材69によりその位置が保持され、高圧室58の油圧が所定値以上になると、ピン部材69が移動するためのフリーとなって流動抵抗発生手段73を閉止するボールを高圧室58内に設けるようにした。
請求項(抜粋):
相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前記一方の軸に連結され、内側面に2つ以上の山を有するカム面を形成したカムハウジングと;前記他方の軸に連結されるとともに、前記カムハウジング内に回転自在に収納され、複数のプランジャー室を軸方向に形成したロータと;前記複数のプランジャー室のそれぞれに、リターンスプリングの押圧を受けて往復移動自在に収納されるとともに、前記両軸の相対回転時に前記カム面によって駆動される複数のプランジャーと;前記ロータに形成され、前記プランジャー室と通じる吸入吐出孔と;前記ロータの端面に回転自在に摺接するとともに、前記カムハウジングとの間で所定の関係に位置決めされ、前記吸入吐出孔との位置関係によって吸入弁および吐出弁の作用をする複数の吸入ポート、吐出ポートを表面に形成したロータリバルブと、前記プランジャーの駆動による吐出油の流動により流動抵抗を発生する流動抵抗発生手段を備え;前記両軸の回転速度差に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手において、前記ロータリバルブに前記吐出ポートに連通する高圧室を形成し、通常時には弾性部材により付勢されるピン部材によりその位置が保持され、前記高圧室の油圧が所定値以上になると、前記ピン部材が移動するためフリーとなって前記流動抵抗発生手段を閉止する弁体を前記高圧室内に設けたことを特徴とする油圧式動力伝達継手。

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