特許
J-GLOBAL ID:200903076738277351

往復ピストン機関のクランクケースへ鋳込むための過共晶アルミニウム-珪素合金から成るシリンダライナ及びこのようなシリンダライナの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-200906
公開番号(公開出願番号):特開平9-019757
出願日: 1996年06月27日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】 (修正有)【解決手段】 シリンダライナ6は、硬い粒子としての微細な珪素-次結晶8及び金属間相9、10が形成される過共晶アルミニウム-珪素合金溶湯を噴霧圧縮により素材を鋳造し、押出成形によりシリンダライナに近い形に成形された後、摺動面7が精密機械加工、化学処理され、硬い粒子に台地状面11が生じ、合金の母組成12の表面から露出する。【効果】 溶湯から形成される微粒の硬い粒子及び母組織中におけるその高い割合と、母組織の硬い粒子の露出のため、摺動面の耐磨耗性、荷重負担割合が向上するだけでなく、僅かな潤滑油消費による僅かな炭化水素放出で、安価なピストンリング及びピストン被覆を使用する可能性が与えられる。
請求項(抜粋):
シリンダライナ製造用溶湯とは無関係な硬質材料粒子のないアルミニウム-珪素合金が、選択的に使用可能な2つの合金A及びBにおいて重量%で次の組成を持ち、合金A 珪素 23.0ないし28.0%なるべく約25% マグネシウム 0.80ないし2.0%なるべく約1.2% 銅 3.0ないし4.5%なるべく約3.9% 鉄 最大0.25% マンガン、ニツケル及び亜鉛それぞれ最大0.01% 残部アルミニウム合金B 珪素 23.0ないし28.0%なるべく約25% マグネシウム 0.80ないし2.0%なるべく約1.2% 銅 3.0ないし4.5%なるべく約3.9% 鉄 1.0ないし1.4% ニツケル 1.0ないし5.0% マンガン及び亜鉛それぞれ最大0.01% 残部アルミニウムシリンダライナ(6)に平均粒径をμmで示す次の粒度を持つ珪素一次結晶(8)及び金属間相(9,10)が含まれ、珪素一次結晶 2ないし15μmなるべく4.0ないし10.0μmアルミニウムと銅との金属間相 0.1ないし5.0μmなるべく0.8ないし1.8μmマグネシウムと珪素との金属間相 2.0ないし10.0μmなるべく2.5ないし4.5μmシリンダライナ(6)の精密加工される摺動面(7)から、表面に埋込まれている珪素一次結晶(8)及び金属間相(9,10)から成る粒子が露出せしめられていることを特徴とする、往復ピストン機関のクランクケースへ鋳込むための過共晶アルミニウム-珪素合金から成るシリンダライナ。
IPC (6件):
B22D 23/00 ,  B21C 23/08 ,  B22D 17/00 ,  C22C 1/02 503 ,  C22C 21/02 ,  F02F 1/10
FI (6件):
B22D 23/00 E ,  B21C 23/08 A ,  B22D 17/00 C ,  C22C 1/02 503 J ,  C22C 21/02 ,  F02F 1/10 A

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