特許
J-GLOBAL ID:200903076744676756

循環式蒸発缶

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-249769
公開番号(公開出願番号):特開平10-085501
出願日: 1996年09月20日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
【要約】【課題】本発明の目的は自然循環式蒸発缶において、熱交換器部分での被処理液の流速分布の均一性を向上させることにより、均一な蒸発特性、均一な反応特性を得、さらには被処理液がスラリーの場合でも固体粒子の沈殿がない低沸点成分を連続的に蒸発させるに好適な装置を提供することにある。【解決手段】立形の蒸発缶(1)内に多管式熱交換器(4)を内蔵し、蒸発缶の内壁と多管式熱交換器(4)のシェルの外壁との間を自然対流により流下する被処理液の平均流速が多管式熱交換器(4)の管内側を上昇する被処理液の平均流速よりも小さくするとともに多管式熱交換器の外側のシェル下部に内部循環する被処理液を一様に流入させるための助走空間(6)を設ける構造によって達成される。さらには、被処理液がスラリーの場合には、立形の蒸発缶(1)の底部に内部循環する被処理液を上昇させるための円錐状の部材(12)を設けることによって達成される。
請求項(抜粋):
立形の円筒容器本体に被処理液の入口及び出口を設け、上部には蒸気を排出するベーパー管を設け、前記円筒容器本体を熱媒ジャケットで覆い、前記円筒容器本体の内部に管外側を熱媒により加熱され、管内側に被処理液が上昇する多管式熱交換器を内蔵した自然循環式蒸発缶において、前記円筒容器本体の内壁と前記多管式熱交換器のシェルの外壁の間を自然対流により流下する被処理液の平均速度が前記多管式熱交換器の管内側を上昇する被処理液の平均流速よりも小さくし且つ前記多管式熱交換器の外側のシェル下部に内部循環する被処理液を一様に流入させるための助走空間を設けたことを特徴とする自然循環式蒸発缶。
IPC (2件):
B01D 1/12 ,  C08G 63/78
FI (2件):
B01D 1/12 ,  C08G 63/78
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭58-104602
  • 特開昭54-079243

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