特許
J-GLOBAL ID:200903076769265297

電子メール暗号化方法及び暗号化システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-052252
公開番号(公開出願番号):特開平8-251156
出願日: 1995年03月13日
公開日(公表日): 1996年09月27日
要約:
【要約】【目的】メールシステムや機種に特定しないで通常のメールと併用することができ、電子メールの送信者および受信者双方のセキュリティ機能実現のための計算処理およびメモリの負担が少なく、かつ、利用者の鍵の一致の心配がない盗聴や不正者のなりすましに対して安全性の高い電子メール暗号化方法を提供する。【構成】通信ネットワークの各利用者は各々の鍵情報を作成し、公開鍵のみを公開する。次に、電子メールの送信者および受信者はそれぞれ自分の秘密鍵と相手の公開鍵からマスタ鍵KA,B、KB,Aの共有を行ない、送信者は秘密鍵暗号を用いて、メール本文Pをデータ暗号化鍵kで暗号化し、データ暗号化鍵をマスタ鍵で暗号化し、それらを受信者に送り、受信者はマスタ鍵KB,Aを用いてデータ暗号化鍵kを復号化し、さらにデータ暗号化鍵kからメール本文Pを復号化する。
請求項(抜粋):
通信ネットワーク上でメールの送受信を行なう電子メール通信システムにおいて、送信者Aが受信者Bに対して送信するメール文を暗号化する電子メール暗号化方法であって、準備処理として、送信者Aは秘密鍵xAおよび秘密鍵xAに対応する公開鍵vAを作成し、受信者Bは秘密鍵xBおよび秘密鍵xBに対応する公開鍵vBを作成し、それぞれ公開鍵のみを公開し、マスタ鍵共有処理として、送信者Aは自分の秘密鍵xAと受信者Bの公開鍵vBからマスタ鍵KA,Bを作成し、受信者Bは自分の秘密鍵xBと受信者Bの公開鍵vAからマスタ鍵KB,Aを作成し、このとき、KA,B=KB,Aが成立し、特に、送信者Aは電子メールを送信する機会が多い受信者に対しては、それらの受信者と送信者A間の各マスタ鍵、または、各マスタ鍵を送信者Aの秘密鍵から作成した鍵を用いて暗号化した情報を記憶し、以後の電子メール通信において、データ暗号化鍵更新のためなどでマスタ鍵が必要な場合、マスタ鍵が記憶されているものについては、新たに相手の公開鍵と自分の秘密鍵からマスタ鍵を作成することなく、記憶されているマスタ鍵を使うこととし、メール本文の暗復号化処理として、送信者Aはデータ暗号化鍵kをランダムに選び、受信者Bとの間で共通に保有する秘密鍵暗号系アルゴリズムを用いて、メール本文Pをデータ暗号化鍵kにて暗号化した暗号文E1(k;P)と、データ暗号化鍵kをマスタ鍵KA,Bにて暗号化した暗号文E2(KA,B;k)を受信者Bに送信し、受信者Bは、マスタ鍵KB,Aを用いてE2(KA,B;k)からデータ暗号化鍵kを復号化し、さらにデータ暗号化鍵kを用いてE1(k;P)からメール本文Pを復号化することを特徴とする電子メール暗号化方法。
IPC (6件):
H04L 9/06 ,  H04L 9/14 ,  G06F 13/00 351 ,  G09C 1/00 ,  H04L 12/54 ,  H04L 12/58
FI (4件):
H04L 9/02 Z ,  G06F 13/00 351 Z ,  G09C 1/00 ,  H04L 11/20 101 B

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