特許
J-GLOBAL ID:200903076800668567

密度差のあるセルロース構造体およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 晃 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-502615
公開番号(公開出願番号):特表2002-504194
出願日: 1998年05月29日
公開日(公表日): 2002年02月05日
要約:
【要約】セルロース繊維の密度差のある単層ウエブが開示される。このウエブは非ランダムな反復模様に配置された少なくとも2種類の複数の微小区域、すなわち第1の複数の高密度微小区域と、第2の複数の低密度微小区域とを含む。前記高密度微小区域は、ヘミセルローズ、リグニンおよびポリマー抽出物などの流体潜在性固有重合体(FLIP)を含有するセルロース繊維からなる。高密度微小区域の繊維はFLIP結合される。すなわち、FLIPを流動性となるまで軟化し次に高密度微小区域の並置された隣接セルロース繊維の間のFLIPを固定する工程によってこれらの繊維が結合される。このウエブの形成工程は、流体潜在性固有重合体(FLIP)を含有する複数の抄紙用セルロース繊維を準備する段階と、ウエブに対向する側(21)と偏向導路(40)とを有する目視的に平坦な流体透過性抄紙ベルト(20)を準備する段階と、前記複数のセルロース繊維を前記抄紙ベルト(20)の上に堆積してウエブを形成する段階と、前記ベルトのウエブに対向する側に対応する前記ウエブの第1部分の中に含有された前記流体潜在性固有重合体(FLIP)を軟化させるのに十分な温度まで前記ウエブを加熱する段階と、前記抄紙ベルトの前記ウエブ側面(21)を前記ウエブ(20)の中に軽度押圧する段階と、前記流動性の流体潜在性固有重合体(FLIP)を固定して、前記第1部分を成すセルロース繊維の間に流体潜在性固有重合体(FLIP)結合を生成する段階からなる。
請求項(抜粋):
流体潜在性固有重合体を含有するセルロース繊維の密度差のある単層ウエブにおいて、前記ウエブが非ランダム反復模様で配置された少なくとも2種類の微小区域を有し、前記ウエブが、 流体潜在性固有重合体結合繊維からなる複数の第1高密度微小区域と、 好ましくは流体潜在性固有重合体を含有しない複数の第2低密度微小区域と、を含むセルロース繊維の密度差のある単層ウエブ。
IPC (4件):
D21H 27/00 ,  D21F 3/00 ,  D21F 5/02 ,  D21F 11/00
FI (5件):
D21H 27/00 Z ,  D21F 3/00 ,  D21F 5/02 ,  D21F 11/00 ,  D21F 11/00 F

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