特許
J-GLOBAL ID:200903076812902654

超深絞り用冷延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川和 高穂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-262316
公開番号(公開出願番号):特開平6-108155
出願日: 1992年09月30日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 熱間圧延のスラブに対して所定の冷却速度を与えることにより現状以上の優れた深絞り性を有する鋼板を安定に製造する技術を目的とする。【構成】 極低炭素鋼に所定のTi、Nb、更にはBを添加した溶鋼を連続鋳造し、ただちにもしくは一旦冷却後の連続鋳片の表層部を、スラブ全厚みに対して少なくとも15%までを、1100°Cから950°Cないし1000°Cまで降下する際の冷却速度を、所定の冷却速度とし、続いて熱間圧延、冷間圧延及び所定の温度で連続焼鈍を行い超深絞り用冷延鋼板を製造する。
請求項(抜粋):
下記の工程(成分組成はwt%である)を具えた超深絞り用冷延鋼板の製造方法。(a)C:0.001 〜0.004%、 Si:0.05 % 以下、 Mn:0.05 〜0.2%、P:0.01% 以下、 S:0.01 %以下、 sol.Al:0.06 % 以下、N:0.004 % 以下、 Ti:0.03 〜0.08 %、Nb:0.005〜0.03% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物組成からなる溶鋼を用意し、(b)前記溶鋼を連続鋳造して得られた連続鋳造スラブの広幅の両面を、その両面からスラブ厚さの少なくとも15%の表層部厚み部を950 °Cないし1000°Cまで冷却する際に1100°Cから950 °Cないし1000°Cまで冷却する際の冷却速度(C.R.;°C/s)を下式の範囲で冷却した後、1≦C.R.(°C/s)≦5 かつ33×(Ti+C+S)-0.4≦C.R. (°C/s)≦33×(Ti+C+S)+2.2(c)続いて、前記冷却したスラブ内部の顕熱により、又は、その顕熱が不足の場合は外部から加熱し、スラブ表面を再び1100°C〜1200°Cに復熱し、(d)前記復熱させたスラブを熱間圧延し,Ar3 点以上で仕上げ、600 〜700 °Cで前記熱延鋼板を巻取り、(e)前記巻取った熱延鋼板を酸洗後、引き続き70%以上の圧下率で冷間圧延し、更に800 〜880 °Cで連続焼鈍を行う。
IPC (4件):
C21D 9/48 ,  C21D 8/04 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14

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