特許
J-GLOBAL ID:200903076812952805

ローラ付カムフォロア

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-022311
公開番号(公開出願番号):特開平5-321616
出願日: 1985年07月03日
公開日(公表日): 1993年12月07日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 内燃機関の動弁機構等のローラ付カムフォロアにおいて、カムからの叩かれ荷重に起因して大きな剪断力が加わるローラ軸のローラ軸孔内端縁近傍部の剛性を高めると共に、ローラ軸のニードル軸受接触領域の耐摩耗性を向上させ、のみならずローラ軸のローラ保持部へのかしめ固定作業を能率よく的確に行い得るようにする。【構成】 ローラ保持部の一対のローラ軸孔に両端部が支承されるローラ軸13は、その外周面が高周波焼入れされると共に、その外端面が未焼入れのままローラ軸孔の外端縁にかしめ固定され、ローラ軸13の外周面には、前記高周波焼入れによって、ニードル軸受のニードルに接する高硬度領域Hと、ローラ軸孔外端縁に接する低硬度領域Lと、前記高硬度領域H及び低硬度領域Lの中間の硬度を有してローラ軸孔の少なくとも中間部内周面に接する中硬度領域Mとが設けられ、高硬度領域Hの外端部が、対応するローラ軸孔の内端縁よりも外方に延びている。
請求項(抜粋):
カム(10)のカム面に接するローラ(9)の挿入空間(11)を挟んで相対向する一対の支持壁(w1 ,w2 )を有するローラ保持部(1a)をカムフォロア本体(1)に一体に形成し、前記各支持壁(w1 ,w2 )を貫通するローラ軸孔(12)内には、前記ローラ(9)を回転自在に支承するローラ軸(13)の両端部を支持させるようにした、ローラ付カムフォロアにおいて、前記ローラ軸(13)はその外周面が高周波焼入れされると共に、その外端面が未焼入れのまま前記ローラ軸孔(12)の外端縁にかしめ固定(17)され、前記ローラ軸(13)の外周面には、前記高周波焼入れによって、前記ニードル軸受(15)のニードル(15a)に接する高硬度領域(H)と、前記ローラ軸孔(12)の前記外端縁に接する低硬度領域(L)と、前記高硬度領域(H)及び低硬度領域(L)の中間の硬度を有して前記ローラ軸孔(12)の少なくとも中間部内周面に接する中硬度領域(M)とが設けられ、前記高硬度領域(H)の外端部は、対応する前記ローラ軸孔(12)の内端縁(12e)よりも外方に延びていることを特徴とする、ローラ付カムフォロア。

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