特許
J-GLOBAL ID:200903076814257950

精製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浜田 治雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-117140
公開番号(公開出願番号):特開平11-335323
出願日: 1999年04月23日
公開日(公表日): 1999年12月07日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、触媒により酢酸をエチレンと反応させることにより生成した酢酸エチルからアセトアルデヒド不純物を除去する方法である。【解決手段】 カラム(C)中の酢酸エチル、ジエチルエーテル、アセトアルデヒド及び水の粗製混合物を精製し、(a)ベース生成物として精製した酢酸エチルを取り出して更に精製し、(b)ジエチルエーテル及びアセトアルデヒドからなる軽い産物をオーバーヘッドでアルデヒド除去カラムに供給し、アセトアルデヒドを含むパージをアルデヒド除去カラムの頂部又はその近傍において除去する。本方法は、アセトアルデヒドの存在がエステル化触媒に対して有害であるため、酢酸エチルの商業的製造において非常に重要な工程である。
請求項(抜粋):
触媒の存在下にエチレンを酢酸と反応させて酢酸エチルを生成し、この再循環流を精製することからなる直接添加法の反応生成物の精製法であって、前記精製法は、(i) 反応生成物を酸除去カラム(A)に供給し、ここで酢酸をカラムのベースから除去し、特に炭化水素、酢酸エチル、エタノール、ジエチルエーテル、及び水をからなる軽い産物含む少なくとも1つの画分をオーバーヘッドで回収し、デカンター(A1)に供給して前記オーバーヘッドを酢酸エチルに富む相と水相(水に富む相)とに分離する工程、(ii) 前記酢酸エチルに富む相の少なくとも一部とデカンター(A1)からの水相の実質的に全てを還流として再循環させ、カラム(A)にその頂部もしくはその近くにおいて別々に戻す工程、(iii) デカンター(A1)からの酢酸エチルに富む相の残りを精製カラム(C)にその頂部もしくはその近くにおいて供給する工程、(iv) カラム(C)から:(a) 精製カラム(E)に供給する実質的に精製された酢酸エチルからなるベース生成物(b) アルデヒド除去カラムに供給する、特にアセトアルデヒド及びジエチルエーテルを包含する軽い産物からなるオーバーヘッド生成物、及び(c) 酢酸エチルに富む相の供給位置より低い位置においてカラム(A)から除去される、主に酢酸エチル、エタノール及び若干の水からなるサイドドローを取り出す工程、(v) アルデヒド除去カラムの頂部もしくはその近くにおいてアセトアルデヒドを含むパージを除去し、アルデヒド除去カラムのベースから回収したジエチルエーテルをエステル化反応器に再循環させる工程、次いで(vi) 精製酢酸エチルをカラム(E)において精製する工程からなることを特徴とする精製法。
IPC (4件):
C07C 67/56 ,  C07C 67/04 ,  C07C 67/54 ,  C07C 69/14
FI (4件):
C07C 67/56 ,  C07C 67/04 ,  C07C 67/54 ,  C07C 69/14

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