特許
J-GLOBAL ID:200903076826184339

鋼材の残留応力分布の測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-224048
公開番号(公開出願番号):特開平5-203503
出願日: 1992年08月24日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】ショットピーニング加工した鋼材1の加工面11の深さ方向における圧縮残留応力の分布を測定すること。【構成】圧縮残留応力を内蔵した鋼材1に当てがわれる磁芯210と、磁芯210に巻回され磁路を形成する励磁コイル211と、磁芯210に巻回され励磁電流に伴う電磁誘導により鋼材1の表面部における圧縮残留応力に応じた電圧信号を出力する検出コイル212と、励磁コイル211に励磁電流として高周波の交流電流を流す発振器231と、その周波数を変更する周波数可変タイミング回路238と、検出コイル212で検出した電圧信号を励磁電流の周波数に応じて補正する補正回路234と、演算器235とで構成されている。鋼材1の残留オーステナイトはショットピーニング加工で加工誘起変態してマルテンサイト化し、圧縮残留応力が増加するとともに透磁率が変化するので、圧縮残留応力は検出コイル212の電圧値で把握される。
請求項(抜粋):
透磁性をもつとともに残留応力を内蔵した鋼材に当てがわれる磁芯と、該磁芯に巻回され鋼材の表層部と該磁芯とをつなぐ磁路を形成する励磁コイルと、該磁芯に巻回され該励磁コイルの励磁電流に伴う電磁誘導により鋼材の残留応力に応じた電圧信号を出力する検出コイルとをもつセンサと、該センサの該励磁コイルに励磁電流として高周波の交流電流を流すとともにその周波数を変更可能な電流供給部と、該検出コイルで検出した電圧信号を励磁電流の周波数に応じて補正する補正部とで構成され、周波数の異なる励磁電流を該励磁コイルに流して該検出コイルで得た電圧信号を補正部で補正し、鋼材の深さ方向における残留応力の分布を測定する様にしたことを特徴とする鋼材の残留応力分布の測定装置。

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