特許
J-GLOBAL ID:200903076832637000

パイプライン計算機の同期方法及びそれを実現したパイプライン計算機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-237844
公開番号(公開出願番号):特開平5-035474
出願日: 1991年09月18日
公開日(公表日): 1993年02月12日
要約:
【要約】【目的】 計算機の各命令パイプラインの独立した動作を可能とし、かつ同期のための無駄時間を要さずに各命令パイプライン間の同期をとり、命令処理の効率化を図る。【構成】 命令供給部20からの命令1を解読し、解読された命令2の命令パイプライン10,11の進行の際、解読された命令の情報3及び命令パイプライン10,11で処理されている命令の状況から、命令の実行命令パイプラインと他の命令パイプラインの同期が必要か、その命令はパイプラインで処理されていて命令パイプラインの同期をとるステージに達していない命令中の何番目の供給命令かという初期情報生成部22からの情報を命令自体に加え、命令より先に各命令パイプライン10,11への供給命令の命令パイプライン中での進行に従って命令パイプライン10,11の情報保持用ラッチ36〜39,46〜49の値を決め、その値を基に命令パイプラインでの命令進行を制御する。
請求項(抜粋):
n段のステージからなる第1の命令パイプラインと、m段のステージからなる第2の命令パイプラインとを備えたパイプライン計算機の同期方法であって、第1の命令が前記第1又は第2のどちらの命令パイプラインで処理するものであるか、及び前記第1の命令の進行が前記第1の命令より先に前記第1又は第2の命令パイプラインに供給された第2の命令の進行との同期を必要とするかを解読する第1のステップと、前記第1のステップの結果によって前記第1又は第2の命令パイプラインに前記第1の命令を供給する第2のステップと、前記第1の命令の進行が前記第2の命令の進行との同期を必要としないときに、前記第1の命令が前記第1又は第2の命令パイプラインを独自に進行する第3のステップとを有するとともに、前記第1の命令の進行が前記第2の命令の進行との同期を必要とするときに、前記第1の命令パイプラインの第i番目(i≦n)のステージと前記第2の命令パイプラインの第j番目(j≦m)のステージとにおいて、前記第1の命令の進行が前記第2の命令の進行との同期を確保するために、前記第1の命令が前記第1の命令パイプラインを進行する場合は、前記第2の命令が、前記第1の命令パイプラインを進行するとき第i番目のステージを通過すること、並びに前記第2の命令パイプラインを進行するとき第j番目のステージを通過するか又は第j番目のステージに達することを監視する第4のステップと、前記第4のステップの条件が満たされるまで前記第1の命令における前記第1の命令パイプラインの第i番目のステージの進みを止める第5のステップとを有する一方、前記第1の命令が前記第2の命令パイプラインを進行する場合は、前記第2の命令が、前記第1の命令パイプラインを進行するとき第i番目のステージを通過するか又は第i番目のステージに達すること、並びに前記第2の命令パイプラインを進行するとき第j番目のステージを通過することを監視する第6のステップと、前記第6のステップの条件が満たされるまで前記第1の命令における前記第2の命令パイプラインの第j番目のステージの進みを止める第7のステップとを有し、さらに、前記第2の命令との同期が確保できたために、前記第1の命令が前記第1又は第2の命令パイプラインを独自に進行する第8のステップとを有することを特徴とするパイプライン計算機の同期方法。
IPC (2件):
G06F 9/38 370 ,  G06F 15/347

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