特許
J-GLOBAL ID:200903076846716876

ガスタービン予混合燃焼器の燃焼方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 明夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-039430
公開番号(公開出願番号):特開平7-248117
出願日: 1994年03月10日
公開日(公表日): 1995年09月26日
要約:
【要約】【目的】ガスタービンの起動から定格運転に至る間のガスタービンの運転における自由度と信頼性とを損うことなく、拡散バーナによるNOx発生量の抑制が可能なガスタービン予混合燃焼器の燃焼方法を提供する。【構成】燃焼器は上流側から順に、1段目燃焼室I、1段目混合領域II、2段目燃焼室III、2段目混合領域IV及び3段目燃焼室Vを有し、1段目燃焼室Iで発生した燃焼ガスと下流側から供給される予混合気を混合させながら、順次、ガスタービンの負荷に応じて2段目燃焼室III及び3段目燃焼室Vで予混合燃焼させ、下流側の予混合燃焼を行わせる前に、1段目燃焼室Iにおいて、拡散燃料28による燃焼モードから、拡散燃料28の大部分を1次予混合燃料29に回した、拡散・1段目予混合ハイブリッド燃焼モードへ切り換える構成にしてある。
請求項(抜粋):
ガスタービンの燃焼器における前記燃焼器の内部を流れる燃焼ガスの上流側端面の中心部に拡散バーナ、前記拡散バーナの外周側に1次空気と1次燃料との混合気である1次予混合気を供給する1段目予混合ノズルをそれぞれ備え、前記拡散バーナから供給される燃料、及び前記1段目予混合ノズルから供給される1次予混合気の少なくともいずれかを燃焼させる1段目燃焼室を、前記上流側端面から下流側に延びる空間内に形成し、前記1段目燃焼室における下流側端部の外周側に、2次空気と2次燃料との混合気である2次予混合気を供給する2次予混合気供給手段を有し、前記2次予混合気供給手段を有する位置よりも下流側空間内に前記2次予混合気を燃焼させる2段目燃焼室を形成し、更に、前記2段目燃焼室の下流側端部の外周側に3次空気と3次燃料との混合気である3次予混合気を供給する3次予混合気供給手段を有し、前記3次予混合気供給手段を有する位置よりも下流側空間内に前記3次予混合気を燃焼させる3段目燃焼室を形成して構成されるガスタービン予混合燃焼器の燃焼方法において、前記拡散バーナから前記1段目燃焼室に供給する燃料により生成される燃焼ガスが、前記1次予混合気を酸化反応させる可能な温度条件に到達するまでは、前記拡散バーナからのみ燃料を供給して燃焼ガスを生成させ、前記温度条件に到達した後は、前記拡散バーナから供給する燃料の大部分を前記1次予混合気の燃料に回し、前記拡散バーナと前記1段目予混合ノズルのいずれも作動させる、拡散・1段目予混合ハイブリット燃焼方法により、前記1段目燃焼室における前記ガスタービンの負荷の上昇を図り、その後、前記2次予混合気供給手段により、前記2次予混合気を前記2段目燃焼室に供給して、2段目燃焼により前記ガスタービンの負荷の上昇を図り、前記ガスタービンが所定の負荷に到達した後は、前記3次予混合気を前記3段目燃焼室に供給し、前記3段目燃焼室の内部における燃焼により前記ガスタービンを定格負荷まで運転をすることを特徴とするガスタービン予混合燃焼器の燃焼方法。
IPC (3件):
F23R 3/30 ,  F02C 9/34 ,  F23R 3/34

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